2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第二十話「想いと力を込めて」

ふたたびのキャプテンブラボー戦。 ごちゃごちゃした台詞は序盤に固め打ちして、後は口よりも拳で語る、という演出が素敵だ。斗貴子さんは台詞よりもミニスカートで語っていたような気がするが。 しかし、本編時間がそう余っているわけでもないどころか、規…

第十三話「ラストワルツ」

短いようで短かった十三話、最終回である。 内容的に意想外なところはほとんどない。ごくごくシンプルに兄と妹の最終決戦。 セーラの解放に焦点を絞って、手堅くまとめてあり、悪くないのだけど、大規模な戦争等の各種設定がエイミーの種族を巡るエピソード…

第二十話 「大きいと大味っだて言うけど、実はそうでもないんだよ」

今回はエヴァンジェリンなキングコング、もとい、キングコングなエヴァンジェリン。 以前限りなく同人アニメというようなことを書いたような気がするが、ここまで全く原作への愛のない解体スタイルは、どこか愛情表現の一種というニュアンスのある同人という…

第十九話「血ぬられた迷宮♯2」

呪いの館に行っちゃいけねえ! というシリーズ第二弾。 今までの心霊系の怖さではなく、血や暴力といった直接的な描写でのアプローチが新鮮。 が、テレビアニメの限界と、虐殺展開にするわけにもいかないドラマ的な制約もあって、もう一歩も二歩も力が足りて…

第十九話「ときめきの伝言(メッセージ)」

弥生さんのほとんど独り相撲な一編 ときめき、ではなく、どきどきの伝言というのが正しいタイトルであった。。こういう話は一歩間違うと『シャッフル』や『ギフト』といったこれみよがしな似非サイコサスペンスになってしまうところだけど、恋愛問題に限らず…

第六話「コゼットの誕生日」

ファンティーヌの失墜と、ジャヴェールの暗躍。 ここからしばらくは見ていていちばんストレスのたまるパートなので仕方ないけど、やはりつらいものがある。 とくに、ファンティーヌサイドは、ベタな悪役ではなくて、いじめや排他性の延長としての悲劇、とい…

第十二話

決戦ブッパ邸。 ブッパ邸が豆腐屋の地下とかよくわからないギャグもあるが(あれだけ犯罪が横行し、犯罪者が大手を振って歩ける世界でこそこそ隠れる意味があるのか?)、そのブッパは死に、メラと海のあいだの誤解はとけ、スカンクは失脚し(次回おそらく最…

第六話

前回に引き続き、まなびがストレートにスルーされるまなびストレート。やっぱり宇宙人メインで話を動かすのは難しいということですね。みかんは全体の語り手であるのみならず、普通に主人公なのだった。まなび、ドラマ面においてほぼ存在意義なし。 にしても…

第十九話「失くした心のパヴァーヌ」

悶々編が続く。今回で片がつくかと思いきや、状況はどんどん悪化していくのだった。さすがに、第四セレクションに向けて、あっさり解決させるわけにはいかなかったか。 ただ、日野さんの問題が結局のところ、魔法のヴァイオリンを是とするかどうかというライ…

第六話「露を吸う群」

蟲にとりつかれることで、幸せを見つけてしまったものと、それを利用して無関係に幸せを売ろうとしているものの話。 後者は当然のことならが「人の罪」であるので裁かれるが、前者は裁きようがない。蟲はあくではないし、蟲の世界に魅入られるのも「生けとし…

第十九話「あのひとの記録」

気難しい母親の介護に疲れた娘が地獄通信に依頼する、というまるで老人介護問題の話かと思いきや、より人間の根本的な問題を取り扱ったお話で、もしかしたらシリーズの惹句となった「憂鬱アニメ」のコンセプトがもっとも正しく発揮されているといって過言で…

第十八話「漂泊者の楽園」

アビさんの話のまとめ。 からくりの民の人は、紙鉄砲の攻略を法を伝授したぐらいで、ドラマ的にあまり出てきた意味がなかったのがもったいないところ。それどころか、お姉さんもそれほど重要では無い気がする。位置的にはこのシリーズのラスボスではあるのだ…

第十七話「騎士」

大きく物事が動きだした十七話。 ゼロはランスロットの乗り手を知り、ランスロットの乗り手はブリタニア皇女の騎士に選ばれる。 後者はともかく、前者は、今までルルーシュサイドが、ランスロットは最強の敵であるという認識をしていた、というだけで、ラン…

第百四十七話

前半はタイトルは云わずと知れた山田洋次映画で、公開時期と大体ぴったりってのは、念の入ったしこみですね。話はというと、まあパパが仮面の主なのは意外と言うよりはお約束って感じで、そこにいたる過程でケロロの勝ち抜く過程とか「テレビ東京は大事件が…

第五話「2月13日 こころとからだ」

私は小暗い階段を降りて行つた。階段の左右には本棚が並び、ハードカバーの本がぎつしり詰まつてゐる。書名は読めないが此の国の言葉で無いことは判つた。しかし其れを悠長に検めてゐる暇は無い。今はとても寒い冬なのだ。 階段の一番下は直ぐに扉で、開くと…

第五話

予想通り(と、自慢するほどのことでもないが)、ミルヒ本領発揮。彼は和ませてオーケストラの本領を発揮するタイプなのですね。千秋のように、緊張感で支配するタイプとは対極の存在で、とはいえ、どちらのタイプが優れているという問題ではないので、よう…

第十七話「南の島の注意報」

南国ほのぼの話と思いきや、また新キャラ登場で、しかもこの新キャラはどうやら最終回に向けてのネタふりである可能性大の大物らしい。やっていることは、今のところただの嫌がらせでしかないけども。 さて、長寿の超能力者が外見を若く見せるってのは、超人…

第十九話「君さえ守れれば」

ほぼオリジナル展開。 なるほど、ニュートンアップル女学園への過程を短縮しつつ、原作に出てきたキャラクターの見せ場を出来るだけ再現するという方針でのアレンジ、ということですな。これだとヴィクターの出番も作り出せるので、キャラクターへの目配りと…

第十九話「童心に返って遊ぶっていいよねー。童心に返んなくても遊ぶけどねー」

最終回でもないにOPを二番までやるアニメ。完全版というよりは増補版という感じだが、どうせならスカカードキャラに始まり、コスプレカードキャラ、正式版、そして制服版と四バージョンすべて作って延々流しても面白かった気がする。ケレンとは常に同じと…

第十二話「リベルタッドの攻防」

いよいよ大詰め。バトルは意外にあっさり。メインの仲間たちの犠牲も増えないのはちょっと安堵しました。今まで容赦なく殺していたおかげでメルチたちのエピソードがテーマ(自己犠牲は至上ではない)と絡んで、上手く機能していたのは感心。 とはいえ、包帯…

第十八話「血ぬられた迷宮♯1」

『SAW』みたいなイントロでちょっと意表をつかれ、さらに安原再登場に驚く。なるほど、お役立ち無敵キャラを使い捨てるのはもったいないということですね。 話はというと二笑亭と『ローズレッド』の屋敷を混ぜたような(増改築で迷宮化というと作者年頭に会…

第十八話

植田佳奈キャラことステッキン(という名前であることをようやく認識)メインの会、エンディングののりで楽しく診られるかと思っていたら、思いのほか前回のエピソードを引きずっていて半端な仕上がりなのでした。ギャグ回としてははじけきれず、シリアスエ…

第十八話「ときめきの修学旅行」

修学旅行編。そしておそらくつかさが身を引く話の大詰めの始まり。 メインキャラを過不足なく出していって、なおかつヒヨコ(門脇舞似ってなんだ? 改名したのか?)だの、「北の国から」(このネタが出てくるあたりで対象年齢がわかるね。未成年はたぶん無…

第五話「ジャヴェールの疑惑」

マドレーヌ氏の献身とその足場のかすかな綻び、にはじまり、各所で、状況が悪化し始める、という話。 先の展開を知っていると、安心もできるが、回避できない不幸の伏線がはっきりわかるので先に気分が悪くなったりもする。 そんななか、原作ではさくっと飛…

第十一話

ラストスパート。殺伐としているが、今までのこのシリーズではありえないぐらい、雰囲気がさわやか。これ見よがしなグロ描写もないせいもあるが、書記長の語り、という視点の明確化、状況が対スカンク帝国&決戦の地はブッパ邸とクリアになったこと、テーマ…

第五話「二人っきりの、夜」

いやあ、何度聞いてもかっこいいですね、期待を盛り上げるリズムとそこに飛び込んでくるパーカッション、怪しいシンセ。ちょっとフィータスの「Suspect」っぽい感じですごく好みである。『怪傑ライオン丸』のCMの曲は実に素敵です。サントラに入っているの…

第十八話「傷心のパルティータ」

第三セレクションエピローグ。 落ち込む日野さんとある意味日野さん以上に動揺するステラクインテットの皆さん(そういえばEDの曲がこの前ブックオフで流れてびっくりしました。売れてるのか?)という話。 今回の見所はなんといっても、「才気煥発の極み…

第十七話「沈黙のまなざし」

親の因果が子に報い、というか、親子で地獄流し志望、という話。そこに一目連の過去が絡む、と。 その一目連の過去である冒頭の時代劇パートはちょっと微妙。戦乱の世で百年間使われ続ける剣ってあるのか、とか。そもそもいつの時代なんか、とか。よくわかり…

第十七話「幽世」

アビさん編その二。妖夷は特殊な人間にだけでなく普通に珍味であるらしい。それも、中毒に近い症状が出るほどに美味しい。なにかやばいものが入っているのではなかろうか。 インテリな商人山崎屋は、賢そうでなにやら馬鹿という妙なキャラ。作中でも突っ込ま…

第十六話「囚われのナナリー」

正式名は「生きてゐるマオ」。はっきりいって囚われていたのはナナリーじゃなくてシャーリーでもカレンでもいい話です。 だんだんストーリーアニメというよりは、一話ごとのクイズアニメみたいになってきた。 どんなクイズかというと、腑に落ちない展開の穴…