第十八話「傷心のパルティータ」

第三セレクションエピローグ。
落ち込む日野さんとある意味日野さん以上に動揺するステラクインテットの皆さん(そういえばEDの曲がこの前ブックオフで流れてびっくりしました。売れてるのか?)という話。

今回の見所はなんといっても、「才気煥発の極み」みたいなオーラを放ちながらフルートを演奏する柚木の大将! そこに襲い来る「メモリーオブヒノカホコ」! カットバックでせめぎあう二者を描く演出が、さながらバトルアニメのようで実に楽しい。最後に出てきた緑の人魂みたいなのは、日野さんのスタンドパワーに違いない。
ともあれ、気がつくと詰み筋に乗せられている柚木様なのでした。日野カホコ恐るべし。

そしてリリの魔法でも直らないバイオリン。妖精失格? いやどうせ、日野さんの迷いが晴れるまでバイオリンが直るのを拒否している、という話なんだろうけど。

後半は土浦君と日野さんの接点と相違点、という話。普通科というつながりと本物と偽者の差、ということですね。土浦氏は今回もまたいきなりタッチ、腕をがっちり掴むと、天性の触り魔の特質を明らかにしております。彼はついでに覗き魔(というかいわゆるラッキースケベか? 先週も階段の下から日野さんのスカートの下を凝視してましたね)でもありますが。
その土浦君にも日野さんの迷いが伝播して、混迷状態になってきたところで次回に続くのであった。この調子だと日野さんの秘密は最後まで日野さんだけのもなのかなあ。眼鏡の先輩が以前リリが見えたなんて話がすべてが終わった後に明かされたりはしそうだが。

細かいところでは、月森がようやくエンジンがかかり始めた感じ。しかし親に対してあの態度というのは対人能力異常にもほどがあるというか、限りなく病気なのではあるまいか。