2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第二十三話「せめて哀しみとともに」

タイトルは、ルルーシュ悪くない路線むき出しでこまったものだが、本編はというと、ようやく、俺様ルルーシュドブリタニアがいかにして悩むのをやめ、「修羅の道」を愛するようになったか、という話でした、といってあげたいところだが、「JC.C.! 俺はブ…

第十二話「12月24日ChristmasEve/12月25日 さよなら…ウメ先生」

最終回、そして、珍しく二日にわたる話。過去のファックスやら、イライラの正体と思しき人物、登場。釘宮先生でした。彼女から吹いてくる新しい風によって停滞ムードが消滅、くわえておなじみの面子の新たな側面(サエさんの妹萌え――あんまり現実ではみられ…

第二十三話「無敵の二人」、第二十四話「護くんに女神さまの祝福を!」

いつからかずっとここにいた。退屈? 倦怠? それとも嫌悪? ようするに、おそろしくつまらない、ということでは折り紙つきだった、銀のマリア編の掉尾を飾るにふさわしい、ものすごくつまらないクライマックス編なのだった。 何度も書いているように、ビア…

第二十六話「ピリオド」

蝶がんばった最終回でした。ブラボー、ああブラボー(いやここは、愛を込めてパピ!ヨン!というべきか?) あいかわらず、もったり感があるというか、いまいち垢抜けきらない演出やシナリオ構成なのだけど、原作の気分を忠実に再現しようという心意気は良か…

第六話

宇宙島流しの刑からの帰還、という話。 微妙に真剣みに欠ける所長がむかつく。ほかの人たちはそれなりに真剣そうに見えるのだから、あえて彼だけは、人命より体面みたいなところのあるキャラに設定しているんだろうが、そういう不快な人物をメインにおいてお…

第二十六話

エピローグその二。蛇足の蛇足。映画アキラの暴走鉄雄の手みたいなものですね。 というのはともかくとして、内容的には「父」がテーマということで、ネギの父探しの話のリフレイン(成功はしないが、ニアミスは出来る)をやり、未完という結末を迎えるのであ…

第十二話「ひとりぼっちのコゼット」

アニメとしてはおそらく前半の最大の山場であるコゼット救出編の前半だが、Aパートは、アニメオリジナルの設定の解消がメイン――ようするにガヴローシュとシュシュの去就である。そこそこあっさりお払いボコになってしまったけども、一話じっくりかけてシュ…

第二十五話「ファイル8 呪いの家#4」

ファイル8最終回にして全編の最終回。 今回のナルの行動原理を端的に言うとこういうことになる 「おめーは俺を怒らせた」 まあ使った武器はスタンドではなくて、カメハメ波でしたけど。 それにしても、余裕で続きが作れそうな終わり方である。というか、実質…

第二十五話「ときめきの願い」

潔くつかさと弥生には別れを告げ、一路天宮さんの元へ。 かくして幕は下りぬ。 はい。オーソドックスな収め方でした。つかさ&弥生になんと言って断ったのかをぼかしたのは「陸くんのはなし」という観点からするとズルではあるけど、必要以上に話を陰気にす…

第十二話「桜色の未来たち」

どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹き飛ばせ すっぱいかりんもふきとばせ と言うような話なのかな、と最初のころは思ったりもしたわけですが、結局、みかんストレート、という話だったまなびストレート。 あまりに淡々と定番の羅列で進むから…

第二十五話「愛しのアヴェマリア」

「柚木先輩。もし私が予定通り早起きして学校に行ってたら、ずっとあのかっこつけポーズのまま待ちぼうけになってしまったのではないですか?」 「馬鹿だなカホコ。おまえが早起きしても間違いなく出会えるように、余裕をもって待機していたんだよ。ちなみに…

第二十四話「連鎖」

前回の予告ほぼそのままの展開。なので内容的には驚きはいまいち。連鎖の過程は結構楽しいけど。一方、生身としては地獄ハウスへの初の訪問者である蛍の地獄少女ランドツアー編は、シリーズの終盤にふさわしい、カーテンコール感覚である。 糸車のおばあちゃ…

第二十四話「後南朝幻想」

本編ほぼラスト。鳥居の行動の理由、明らかになる西の民の正体、エドゲンの離反の可能性。テーマ的には、異界や妖夷を、悪として廃そうとするもの(鳥居)、道具として利用しようとするもの(西の民)、適度に付き合っていこうとするもの(往壓)と、いわば…

第二十二話「血染めのユフィー」

文字通り流血の大惨事が起きているのに、見終えた印象を一言でいうと、せこい、であったコードギアス第二十二話。 これは、ユフィーのプランに対して、きちんと問題点を指摘したり、より優れた対案を出したりして、優位性を図るのではなく、ユフィー単体を否…

第百五十三話

第三期の掉尾を飾るシリーズ。むやみに巨大な敵、というのはそれだけでわくわくするものですが、その目的がフィギュア収集というナンセンスさがいかにもでいい。と同時に、等身大夏美フィギュアネタを使っての解決への伏線くさくもあるけど。 そんなこんなで…

第十一話『4月28日 まーるキャベツ』

作画演出の面でアヴァンギャルドだった前回から一転、今回は普通。 美術学校っていうのは、学年が違っても同じイベントをするものなのかしら(年度初めにやる球技大会みたいなもの?)、というのはともかくとして、フォーマット的にも前半がイベント、後半が…

第十一話

前回の直接の続きで、千秋、ピアニストとしても世界デビュー。 冒頭の十分、千秋の演奏するラフマニノフが流れるなか、人々の心が移ろっていくさまが描かれるくだりが実にいい。映画の宣伝文句めくが、いきなりクライマックスでした。CGによる演奏シーンは…

第二十五話「代わりなどいない」

原作の「ファイナル」と「ピリオド」のあいだを埋めるインタールードをたっぷりやった後にピリオド序盤へ。 そもそもピリオドが圧縮しすぎで限りなくダイジェスト版のような味気のない進行であり、あまり褒められた出来ではない(少なくてもファイナルに比べ…

第五話

ハンストの顛末と、ロケットの発射まで。 うーむ。 普通に空想科学ロケット開発秘話にしてくれればいいのになあ。 ゆかりママの説得がわりと普通だったのは良かったけれど、それと同じあっさりとしたノリで、ゆかりの初打ち上げをやってしまったのはどうなん…

第二十五話

エピローグそのいち。 アーニャの心の整理ともろもろのネタの総決算。もともと水増しで作ったような話だったので、こういう余裕はたっぷりあるのだった。 アーニャのほうはまあ、かなりどうでもいい出来で、そもそもこの話に黒巻くようにいきなりキャラ設定…

第二十四話「呪いの家♯3」

八つ墓村の落ち武者のような怨霊の存在が明らかになり、話が大きく動き出す。といってもまあまだ「霊場」の秘密やなる関係ではあかされてないことも多いので、すべてがすっきりするのは最終回に持越しではあるけれど。 今回の見所は、やはりラストの怨霊によ…

第十一話「サンプリスの嘘」

どこまでも空気の読めないジャヴェール(次回予告漫才でフォローされているように、悪人ではなくてなおかつ、存在がものすごく迷惑、というキャラは強烈だ)。そして、さらばファンティーヌ、さらに、たぶんシスターサンプリス最初で最後の晴れ舞台、という…

第二十四話「ときめきの別れ」

別れでときめくやつがいるものか、と思ったりもするがそれはともかく、陸のお別れ会と、つかさと弥生の本格的な告白(天宮さんはじかに持ち越し)。二人がそれぞれの思いのたけをぶつける場面は、やりすぎなくらい濃い演出で素晴らしい。こうなるともう、陸…

第十一話

満を持しての学園祭。なのだが、あんまり盛り上がらない。 まあ、「学園祭をやりたい」と思っていたのは生徒会だけだったし(ほかの人たちは乗せられただけのように見える)、ほかの人のやる気を示すにぴったりの準備期間の描写をあっさり通り過ぎてしまった…

第二十四話

みんなが日野さんに感謝する、という話。リリも再登場。カナやんの過去もチラッと登場。 まあ、今回は、息子はほとんど何も話していないのに状況を聡く理解する月森ママが影の主役だったような気がするが。 にしても、日野さんだけ席が違ったのは、ちょっと…

第二十三話「不信」

完全に連続ものの体をなしてきたタクマ編。前回、今回、そして次回のサブタイトルがディックフランシスよろしく二次熟語統一なのは、シリーズものであるという表明なのだろう。 今回は、刑事が地獄通信の真実に肉薄していく展開だが、たった一人でふらふら調…

第二十三話「印旛沼古堀御普請」

大見得を切る、妖夷を一刀両断にする、と鳥居の旦那がヒーローな一編。 大人の事情により、形の上ではこれがクライマックスシリーズということになるわけだが、本当はここでようやく、鳥居の旦那を前面に出して、「本筋」が動き出すという構想だったのだろう…

第二十二話「学園祭宣言!」

三月中旬は学園祭シーズン(アニメ界のみ)、のその三。 おそらく見かけとは異なりけっこう狭い学園なのだろう、ぞろぞろ集まったメインキャラが、いたるところでニアミスをするというお話である。 嫌がらせのように出会ってはいけない人たちがであったり、…

第百五十二話「ケロロ 出没! アド星ック天国 であります」

サブタイトルどおりに、アド街ック天国のパロディ、ということで、堂々と総集編をやるのだった。ただ寄せ集めた映像を並べるでなくこういう具合に趣向を凝らしてくれれば、充分みられるものである。ネタがないのに無理やり「名所」を設定している感じとか、…

第十話「11月3日 ゆのさま」

はてな。この茶碗は? とでもいいたくなる一編でした。 作中のゆのの台詞「見る人はどう解釈しても、私にとっては未完成だ。(中略) この経験が私を大きくしてくれると信じて」 をもじって作る人がどう計算しても、視聴者にとっては未完成だ。この落差に作…