のだめカンタービレ

第十一話

前回の直接の続きで、千秋、ピアニストとしても世界デビュー。 冒頭の十分、千秋の演奏するラフマニノフが流れるなか、人々の心が移ろっていくさまが描かれるくだりが実にいい。映画の宣伝文句めくが、いきなりクライマックスでした。CGによる演奏シーンは…

第十話

どうもアニメの世界では、今週は学園祭のシーズンであるらしい(まなびストレートの学園祭は来週もあるけど)。 お話はエンディングクレジットで出ていた着ぐるみの正体がわかる話がメインで、同時にそれはのだめによって千秋がレベルアップするというシリー…

第九話

夏休み編。 千秋がワールドワイドな存在になっていく第一歩というところか。演奏シーンは相変わらず絵は動かないし、音も「成功」も「失敗」も「もう一歩足りない」も同じ音源を使いまわしているくさいが、関智一のクールながらどこか高揚した語りでどうにか…

第八話

今回は、千秋がメインでなく――といって、のだめがメインというわけでもなく――、実質ミルヒの話。 とはいえ、ミルヒは漆原教授と一緒でブラックボックス(というか不可解なところ)を保持しておかないとキャラとしての価値がないので、それほど掘り下げた描写…

第七話

千秋はヒーローという話。 オーソドックスすぎる展開を、奇怪なアニメ中アニメやお金持ち君の玉砕等小ネタを使って乗り切る。がしかし、たぶん原作どおりなんだろうが、のだめの存在意義が薄いのがもったいない。下手するとロックバイオリンより脇役っぽいっ…

第六話

破壊兵器が登場。いろんな意味で。 その新キャラがらみは、貧乏ネタなのだが雰囲気も展開もシリアスに走らないのはいい。関智一はこの手の完璧過ぎない突っ込みキャラにはぴったりだし(フタコイの探偵みたいになるとうざいが)。 そして例によってさりげな…

第五話

予想通り(と、自慢するほどのことでもないが)、ミルヒ本領発揮。彼は和ませてオーケストラの本領を発揮するタイプなのですね。千秋のように、緊張感で支配するタイプとは対極の存在で、とはいえ、どちらのタイプが優れているという問題ではないので、よう…

第四話

またも新キャラ。ルックスがちょっと晩年のアインシュタインチック。こういう、アダルトチルドレンといったらいいのか、大人気ない私怨を堂々振りかざす大人キャラというと佐々木倫子が大の得意だが(漆原教授とかね)、この作品のミルヒもわりとそれに近い…

第三話

更なる新キャラの出現。 それは限りなく女の声で話すアフロのゲイ。 こういうキャラが大学に普通に存在していることを異常と描かないのは、時代の進歩なのかたんにゲイに甘い少女漫画ゆえかは計りかねるが、このおかましゃべりのゲイ、あんまりかわいく無い…

第二話

今回は前回以上に千秋が主役っぽい位置で、これはやっぱり基本は「千秋の物語」であるのかしら。 その千秋は料理も上手いどころか、バイオリンも上手いのであった。一応、努力の人という言い訳はついているものの、基本的に飲み込みのいい奴であったことは間…

第一話

有名かつ好評すぎるとかえって読む気がなくなるという、マイナー好きにはよくある反応により、今までまったく手を出してこなかった漫画のアニメ化だが、無料だし良い機会かなと思って見てみた。 ああ確かにこれは面白いですね。ヒットするのも、人気が出るの…