第二話

 今回は前回以上に千秋が主役っぽい位置で、これはやっぱり基本は「千秋の物語」であるのかしら。
 その千秋は料理も上手いどころか、バイオリンも上手いのであった。一応、努力の人という言い訳はついているものの、基本的に飲み込みのいい奴であったことは間違いなく、のだめほどではないにせよ、天才肌なのはたしか。そののだめの「楽譜はきちんと持ってくる」くだりなどもそうだけど、天才キャラであってもそれなりに地に足のついたところがある、という目配りが作品に「一般性」を与えているのかなと思う。
 今回初登場のロックなバイオリニストはいい奴で、良き三人目キャラになるのかな? しかし、影響されすぎです。