護くんに女神の祝福を!

第二十三話「無敵の二人」、第二十四話「護くんに女神さまの祝福を!」

いつからかずっとここにいた。退屈? 倦怠? それとも嫌悪? ようするに、おそろしくつまらない、ということでは折り紙つきだった、銀のマリア編の掉尾を飾るにふさわしい、ものすごくつまらないクライマックス編なのだった。 何度も書いているように、ビア…

第二十二話「原初への帰還」

原初への帰還どころか、行ってはならない地帯へ到達してしまった感がある第二十二話。 ドイツとか銀のマリーとかビアトリスの秘密とか、視聴者だけでなく、作中のメインキャラの大半がどうでもいいと思っている事柄で話を引っ張れると思っているのがまず間違…

第二十一話「遠くに行っちゃいやだ」

ビアトリス消失シリーズの2。 眼鏡の変態が出れば出るほど視聴意欲が減退していきます。この変態とかマリーとか本当に必要なキャラなのか? この話は護と絢子のラブラブモードと、それを取り巻く生徒会のほのぼの話だけで突っ走れば、なんの問題もないと思…

第二十話「ビアトリス消失」

タイトルの内容は冒頭の眼鏡パートと最後のところだけで事足りる内容で、あとは前回から引っ張ったエメレンツィアがらみ。 これがいまいち。というかはっきりいってつまらない。 エメレンツィアが恋愛も戦闘も敗北に終わるのはハナから明らかで、そのことを…

第十九話「火花散る散るバレンタイン」

バレンタインイベント。 タイトルとは裏腹に終始まったり。というのも、護と絢子の関係はもう確立しきっているので、話としては盛り上げにくくて当然なのだった。で、そこは生徒会の出番なわけである。彼らがいい人たちばかりなので持つ話なのでもあるのった…

第十九話「嵐の中で」

前回の続き。護と絢子のラブパワーで状況を打開するのかと思ったら、その要素も一部あったにせよ、本題はエメレンツィアの恋心の目覚めと絢子の能力を巡る陰謀みたいなもののねたふりとか、変態眼鏡の実態とかそっちのほう。 前ふたつはともかく、最後のはち…

第十七話「南の島の注意報」

南国ほのぼの話と思いきや、また新キャラ登場で、しかもこの新キャラはどうやら最終回に向けてのネタふりである可能性大の大物らしい。やっていることは、今のところただの嫌がらせでしかないけども。 さて、長寿の超能力者が外見を若く見せるってのは、超人…

第十六話「参上!? 暴れ総理」

偽小泉純一郎登場。あるいは原作時には彼はまだ人気者だったのかもしれない(今でも安倍首相に比べれば人気者かもしれない)が、アニメのキャラとして出すタイミングとしては、忘れ去られたわけでもなくタイムリーでもないという生煮え状態、もっとも気持ち…

第十五話「世界一えくせれんとな髪の毛」

能登眞美子の声でしゃべる生徒会長の妹の話。 髪型が普通になると誰も彼女を彼女と認識できなくなるとか、ビアトリスまで狂うとかそういうお約束の展開は嫌いではない。でも、「普通の」髪型もあまり普通っぽくない(ヅラのようじゃ)のはどうなんだろうか。…

第十四話「絢子さんの恋人」

タイトルはようするにそのままの意味なのだが、個人的には屈指のトラウマ漫画『南くんの恋人』を連想して怖かったのですが、もちろん死者が出ることもなく、暫定的とはいえハッピーエンドを迎えたのでした。 しかし二人で協力して卵を育てるとか、心は逆らっ…

第十三話「魔王あらわる!」

子安のお兄さん登場。 馬鹿話で和ませるアニメが、シリアスを始めるとただのシリアスアニメより空気が悪くなって、見ていて非常に困るという、「いぬかみっ!」の法則に忠実な一編。 この子安魔王は最強のビアトリス使いにしては、こっそり護を攻撃したりし…

第十二話

争奪戦勃発の後編。衛くんが変に理想化されすぎているせいで、ドラマとしてはいまいち動きが足りない(絢子の孤軍奮闘になってしまう)のだが、二人(と一人)をフォローアップする周辺、つまり生徒会が基本的にいい人たちの集団というのがよく出ているので…

第十一話「吉村護ろめろめ大作戦」

エメレンツィア編の続き。今回は護との絡みがメインで、ようするに限りなくラブコメ的な何かである。 そのホシノルリ似のデザインは悪くないし、キャラもまあやっぱりホシノルリ系の社会経験不足キャラで、新味といえるようなものは何もないのだが、王道キャ…

第十話

エメレンツィア(この名前を聞くといつもチーズの品名を思い出す)に女子高生の常識を、という話。キャラ的に本当に帰国するはずもないので、オチは読めているわけだけど、はなからオチのために構成された物語ではなく、どこまでもあたまのわるい(褒め言葉…

第九話

護くんとその母親は顔面から怪しい光線を放つことができる、という話。一種のギアスですね。いまいちギャグなのかマジなのかわからない。 護の家に招かれたことにときめくヒロインの描写はいいのだが、嫉妬で頭がおかしくなりつつある妹のキャラがどうにも。…

第八話

雪山温泉サバイバル。ラストの種明かしがあろうとなかろうと、茶番は茶番で、でもそれで悪いわけではない。むしろ大歓迎である。バカップルに、なんだかんだで女神様のことが好きな生徒会、兄萌えの妹、主人萌えの部下、アイキャッチ的に出てきて画面を和ま…

第七話

ううむ。おそろしくつまらない。 戦う気のない敵、緊張感のない主人公たち、意味のない戦い。それでいて時間だけはたっぷりある。新手の嫌がらせですか、これは。 いや、今回は単なる小手調べであり新キャラの顔見せが主体なのだからそれでいい、という人が…

第六話

雪山合宿編。女神様の不振挙動はどうせ、夜鍋してマフラーを編んでいるとかそういう話なんだろうと思うのだが、妹の異常行動はいったい何なのか。やっぱり血がつながってないとかそういうやつか? 「萌えキャラで修羅場」みたいなのは瞬間的なインパクトはあ…

第五話

演劇の話の後編。 女神様の病気は風邪などではなく、なんだかよくわからないビアトリスの、なんだかよくわからない暴走で、治療するには主人公のなんだかよくわからないビアトリス操作能力があればいいという話でありました。 とどのつまり、治療という名目…

第四話

学園祭の演劇編の前半。終わってみると前半と判るけど、一話完結ネタだと思ってみていたので、続いてびっくり。というか、次回何かやることがあるのか? ビアトリス――超能力関係の半端シリアスならば願い下げなのですが。 次回のことは次回書くことにして、…

第三話

護くんと女神様が生徒会の応援により、親睦を深める話。 こういう話はそう悪くない。というか、これでずっとやればよろしい。変な陰謀とかSFっぽい設定とかシリアスとかは無しで、どたばたと女神様を動かしていれば、それでいい作品であるという気がする。…

第二話

うーむ。 ヒロインのキャラも描き方もそう悪くないし、生徒会とのかけあいも息が合っているんだけど、なにゆえ楽しめないかというと、一に何の説得力もない世界観であり、二に微妙にうざい主人公のキャラのせいであるように思う。 特に後者は問題である。無…

第一話

うーむこれは困った。 女王様ヒロインとショタコン気味の主人公のボーイミーツガールもの、というフォーマットはわかるのだが、次々と繰り出されるビアトリスその他の特殊設定の数々が何かの冗談のようにしか見えない。注文したメインディッシュはもうテーブ…