第十二話

 争奪戦勃発の後編。衛くんが変に理想化されすぎているせいで、ドラマとしてはいまいち動きが足りない(絢子の孤軍奮闘になってしまう)のだが、二人(と一人)をフォローアップする周辺、つまり生徒会が基本的にいい人たちの集団というのがよく出ているので、見ていていやな感じはしない。というか、限りなく視聴者の視点と生徒会の視点はイコールなんですな。
 そんなわけで基本的に和みの一編だったといえる。
これで、眼鏡の変なキャラのギャグパートらしきものがなければ文句なしだったのだが……(このキャラを面白いと思っている人は本当に存在しているんだろうか?)

 ときに、エメレンツィアのドイツ料理ってなんだったのかいまだ少し気になるところ。ドイツでキャベツというとザワークラウトだが……。