第二十話「ビアトリス消失」

タイトルの内容は冒頭の眼鏡パートと最後のところだけで事足りる内容で、あとは前回から引っ張ったエメレンツィアがらみ。

これがいまいち。というかはっきりいってつまらない。

エメレンツィアが恋愛も戦闘も敗北に終わるのはハナから明らかで、そのことを本人がわかっているのもまた明らかとなれば、消化試合臭が漂うどころか痛々しくて、見る気力が失せる(それでなくても冒頭から出しゃばるメガネのせいで、視聴意欲がガクッと落ちているのである)。

しかも無駄に長いし。

オチも、絢子がいきなり母性チックにエメレンツィアを諭して終わるってのも、もともと周囲のことが良く見えるたちでなく、さらにバカップルモード追加でより周りが見えなくなっている人が、ここでいきなり物分りが良くなって説教されても、感動するより違和感が先に立ってどうにもよろしくないのだった。
 そうやってもやもやしているところに、ダメ押しのように眼鏡男が、前回からの引きであるネタを持っての参戦と来て、印象は最悪になるのだった。銀のマリア共々、その存在自体がアニメのマイナス要因でしかないんと思うんだけどなあ。こんな展開にするより、生徒会の他のメンバーの掘り下げでもやってくれればよかったのに。