金色のコルダ

第二十五話「愛しのアヴェマリア」

「柚木先輩。もし私が予定通り早起きして学校に行ってたら、ずっとあのかっこつけポーズのまま待ちぼうけになってしまったのではないですか?」 「馬鹿だなカホコ。おまえが早起きしても間違いなく出会えるように、余裕をもって待機していたんだよ。ちなみに…

第二十四話

みんなが日野さんに感謝する、という話。リリも再登場。カナやんの過去もチラッと登場。 まあ、今回は、息子はほとんど何も話していないのに状況を聡く理解する月森ママが影の主役だったような気がするが。 にしても、日野さんだけ席が違ったのは、ちょっと…

第二十二話「俺たちのカデンツァ」

ゆのっちとリリがいないとなんとなく寂しいのだー。 と書けば読んだ人の頭の中でちゃんと水橋かおりの声で再生されると思うのだ。 というのはともかく、前回の予告であったように例の楽器店で土浦に続き月森の恥ずかしいビデオ発掘という話でもある。さらに…

第二十二話

「カホコ、俺の歌を聴いたか?」 「柚木先輩って、歌うとまるでジャニーズのアイドルみたいだよね」 「……」 という展開があるかどうかはともかく、火原の復活とか、ゆのっち(という呼び方をすると別の人みたいですが)の旅立ち。 日原の過去のともだちの話…

第二十一話「もう一度、アンダンテ」

「土浦くんって、歌はあんまり上手くないんだね」 「ピ、ピアノを弾くのとは要領が違うんだよ! グールドだってジャレットだって歌は上手くないだろ」 「ぐーるど?」 日野さんが土浦CDのCMを見たら以上のような会話があるかも知れないかなとかどうでも…

第二十話「涙色のロンド」

ようやく日野さんカムバック。次回予告に。 いろいろな後押しを受けつつ、最後の一押しはやはり月森、という段取り。件の場面のアベマリアが聞こえてくるまで、三カットにわたって引っ張るのは楽しい。聞こえてくるのは誰もがわかるわけで、あとはどのタイミ…

第十九話「失くした心のパヴァーヌ」

悶々編が続く。今回で片がつくかと思いきや、状況はどんどん悪化していくのだった。さすがに、第四セレクションに向けて、あっさり解決させるわけにはいかなかったか。 ただ、日野さんの問題が結局のところ、魔法のヴァイオリンを是とするかどうかというライ…

第十八話「傷心のパルティータ」

第三セレクションエピローグ。 落ち込む日野さんとある意味日野さん以上に動揺するステラクインテットの皆さん(そういえばEDの曲がこの前ブックオフで流れてびっくりしました。売れてるのか?)という話。 今回の見所はなんといっても、「才気煥発の極み…

第十七話「焦燥のクレッシェンド」

日野カホコの失敗、という話。 いやあ、なんらかの形で失敗に終わることが確実なセレクションのエピソードを見るのはひじょうに胃に悪い。しかも不調なのは日野ちゃんだけでなく、火原も微妙だったりするわけで、セレクション出演者全体に影響を及ぼす、もは…

第十六話「うそつきなヴァイオリン」

サブタイで「おしゃべりな目玉焼き」を思い出したりして。あ、何の関係もありませんね。 日野カホコの油断、という話。ヴァイオリン教室にのこのこ出向く時点で、こちらとしてはハラハラドキドキものだったのですが、教室自体はアイネクライネの演奏のサスペン…

第十五話

柚木先輩攻略はちょっとおいておいて、火原先輩をいじってみたりする日野さん、という話。 ゲーム的にはパラメーターがあがりやすいというか、なにやらあっという間に「呼び名が変わる」という好感度アップを証明するイベントが出来。いやまあ現実にも親密に…

第十四話「乙女心のカプリチオ」

なんですかこれは。けしからん! 女子キャラが一挙に増量されて、「よく気の利く(そしてたぶん兄好きの)妹」に「和服が似合う婚約者」「中学時代の彼女」と、一体どこのギャルゲーだという風情になっております。じつにけしからん! もちろん、本題はそこ…

第十三話

日野カホコに求められているのは、バイオリンを極めることではなく、バイオリン演奏を楽しむことである、というシリーズの原点の再確認話。かなり勝手な話でもある。しかし今回の様子を見ると、もしかして魔法がかかって無くても引けるようになりそうな? と…

第十二話

柚木先輩が怖いという話。その限りなくジキルハイドな変貌ぶりは、「なんなの」という日野さんの気持ちにシンクロしない視聴者はまずいないことでしょう。怖いがなぜか笑えるという、やりすぎの楽しさ。 もっとも、真に怖いのはその後の保健室での、態度が「…

第十一話

第二セレクションの結果発表とパジャマパーティーと志水の意外な日常と土浦の隠れピアニスト人生の暴露と月森のさりげない日野さん攻略の開始と日野さんの火原と柚木を連れてのショッピングと、ある人物のでっかいダークサイド、という話。ようするに前回の…

第十話

セレクション第二回。 人間誰しも一度は経験している、大勢の前での発表。その緊張感を視聴者にうまく思い出させ、日野ちゃんの緊張とシンクロさせることに成功した時点で今回はもう「勝ち」である。お見事。 だから、もう一つの大ネタである月森関係が多少…

第九話

前回の引きから、もっと水森くんの話に突き進むかと思ったら、わりとあっさり保留扱いにして、セレクションに向けての日野さんの心構えの話になったのでした。次回さらに水森ネタがあるようなので、そこでも少し深める気なのだろうが、やはりラスボス攻略は…

第八話「こころ紡ぐカノン」

引き続き水森攻略編。 わざわざコートをかける手間を取るなら、起こせよ、と思わないでもないが、続くイベントが面白かったのでよしとする。というか、その自宅訪問イベントの水森対火原とか水森対土浦でようやく理解したのだが、水森くんは対人関係構築力が…

第七話「秘めやかなデュエット」

前回で終わったと思ったらまだ続いていた合宿編。土浦、火原フラグを立てたのでは飽き足らず、水森ゲット作戦が残っていたのだった。 彼女は水森くんの部屋の窓際と知って演奏していたに違いない。 柚木のお兄さんは、新聞部の人の発言からするに、ちょっと…

第六話

合宿編。超強引な土浦君の参加理由がすごい。妖精って音楽のよさを沢山の人々に教えているかもしれないが、その影で犠牲者も沢山生まれているのではないか?そして火の字が参戦。基本賑やかしで、見て可愛がるわんこキャラポジションかと思っていたのに。い…

第五話

コンクール第一回。 伴奏者逃走と土浦君参画は視聴者の誰もが予想してただろうことで、おそらく作り手も予想されていることを予想していることだろう。よって、見所は伴奏の人がなぜ逃亡したか、どうやって土浦乱入の段取りを作るか、ということになる。前者…

第四話「迷い心のワルツ」

サッカー選手兼ピアニストというハイスペックな土浦君がトップを切って疾走中の第四話。 僕等がいたのたけうちくんとかぶるところもあるさっぱりキャラだが、あれほど聖者ではなく、主人公がわもわりと地雷をふむタイプで、ちょっとした行き違いや失言を双方…

第三話

第一次選考が近づき、フラグ立ても順調な第三話。 前回のピンチは、火の人がテレポートに近い移動速度でヘルプに入って、大喝采。わあびっくり。 しかし、悪の三人組の言うとおり、ズルであることには変わりないのではなかろうか(どうでもいいことだが、イ…

第二話「前途多難なガヴォット」

コンクールに向けて本格的に音楽話になってきた。 楽器演奏よりもまず、トランペッターとバイオリニスト、スポーツマンと、早くも三人分フラグを立てている主人公の手際のよさが素敵。というか、バイオリニスト、よろめくの早すぎ。 魔法の楽器というのは、…

第一話

ボーイズゲーのアニメ化。 ゲームの漫画版のほうの作者名がクレジットにあるから、ストーリーやキャラ面は漫画版に近いのかもしれない。 がしかし、メインの男キャラを次々と映し出していく冒頭からこてこてのゲームテイストである。しかもマイネリーべ並に…