第十三話

 日野カホコに求められているのは、バイオリンを極めることではなく、バイオリン演奏を楽しむことである、というシリーズの原点の再確認話。かなり勝手な話でもある。しかし今回の様子を見ると、もしかして魔法がかかって無くても引けるようになりそうな? というか最後のセレクションを自力で弾くのはほぼ確実ではなかろうか。
 志水くんは出てくると物語のテンポがとてつもないことになりますので、出来ればもうすこし速く……。
 ときに、なにかと接近してくる土浦くん。この人、たぶんかなりのスケベですな。なんかやたらスキンシップしてるし。今回もあんなに接近する必要はどこにもないもの。
そして、ツンデレ月森はやはり熱い。そして幼い。こんなので天然ジゴロの土浦に勝てるのか?
火原先輩はいきなりトランペットを鳴らせるとは。天与の才?

 今回一番面白かったのは、いきなりなついた黒柚木。そうか、こういう「萌え」もあるのかもしれない。ツンデレならぬサドデレというか。『学園アリス』の棗の言動もこれに近いものがあるかもしれない。そういえば出会ってそうそうの男の言葉が「犯すぞ」だった少女漫画もありましたな。いやよいよも好きのうち、の世界か?