第十二話

とんでもない話である。妹のために多くの人に迷惑をかけた(ギャグで片付けているが失業者も出ている)主人公は、そのことをがっつり自覚しているのであった。そして、それにもかかわらず、大して悪いと思ってない。ううむ、すごい。ある意味大物である。
 なお、シリーズ最大の謎たる「母親の力」は、魔法を持っているのだった、でおしまい。ううむ、これもすごい。
 すこし気になったのは、終盤の幼馴染救済計画のくだりで、その男のなんともいえないあつかましさもさることながら、「紙コップを遠くにほうりなげる」というのはどうよ? 軽いものを力をこめてなげるのってすごく難しいぞ? ある意味魔法である。
 あと、本編ラストの奇跡が本気でこわかったのですが。お母さんは成仏していらっしゃらないのでしょうか? てーゆか遅延呪法?

 エキストラは……何? DVDでは違う結末が、とかですか? ううむ。