第七話

 シヴヤ騒乱の続き。ジャダキンズが人間でなさすぎて困る。時折パンチで倒れたり、弱くなってますが、基本はターミネーターですね、この人。それと互角でないまでも、どうにか殺されずに戦えたカイは、主人公特権とはいえ、なかなかに強いということか。
 スンミの素性が明らかになって、なんと彼女はロシア人? とりあえずこの世界の人たちは名前からも顔からも国籍の見当がぜんぜんつかないから困る。黒人か、それ以外、みたいな。

 なんだかんだでカイを助けるメラとか、宝町のネコでもないのに飛ばないでくださいとか、ハキム来るの遅すぎとか、すごい強い助っ人のような面をして瞬殺される権藤とか、どうにも世界観というか作品の方向性がいまだはっきりしないのだが(殺伐をやりたいのかオフビートをやりたいのか仁義渡世をやりたいのか)、ごった煮こそがTOKYOのPOP?
 ここのところの新キャラでは、ワルのボスの奥さんが素敵でした。中国映画みたいな音楽もちょっと楽しい。

 なにはともあれ事態はここで一段落、次回はメラたちをめぐる新しいステージ?