ネギま!?

第二十六話

エピローグその二。蛇足の蛇足。映画アキラの暴走鉄雄の手みたいなものですね。 というのはともかくとして、内容的には「父」がテーマということで、ネギの父探しの話のリフレイン(成功はしないが、ニアミスは出来る)をやり、未完という結末を迎えるのであ…

第二十五話

エピローグそのいち。 アーニャの心の整理ともろもろのネタの総決算。もともと水増しで作ったような話だったので、こういう余裕はたっぷりあるのだった。 アーニャのほうはまあ、かなりどうでもいい出来で、そもそもこの話に黒巻くようにいきなりキャラ設定…

第二十四話

スタークリスタルとの戦いクライマックス! ――なのだがちっとも緊迫しない。 というのも、当事者の立場が、ゆるぎなき正義と信念のネギ、ちょっと気の迷いで間に誘われたけど本当はいい子のアーニャ、なんだか知らないが本質的にダーククリスタルなスターク…

第二十三話

対アーニャ(エヴァ)戦。薄暗いアーニャのロンドン生活の描写(ちょっとエヴァのアスカのトラウマ回想っぽい)に始まり、石にされてごろごろ転がる生徒たち(いつ石が砕けるか不安でしょうがありませんでした)に、別キャラのような明日菜の変身(いかにも…

第二十二話「あいや、何やら妙なコト起こり始めたネ!コレ、きっと世界の終わりヨ!」

うーむ。ますます同人くさくなってきたぞ。という第二十二話。 アーニャが話にかかわってきたのはいいけど、魔法の暗黒面に落ちてしまうとは。昔読んだケロロ軍曹の同人誌で、キャラを悲惨な目にあわすことに作者が悦に入っている(そしてナルシーなオリキャ…

第二十一話 「漢はだまってラーメンたかみち」「なんだそりゃ!?」

夕映の話を中心に例によって取りとめもなく進行。 どんどん壊れていくタカミチとか原作からどこまで逸脱しているかを実験しているようなきらいもあるが、中心軸が似非少女漫画風なのが功を奏したのか、全体にとばしすぎない仕上がりで、疲れずに見ることがで…

第二十話 「大きいと大味っだて言うけど、実はそうでもないんだよ」

今回はエヴァンジェリンなキングコング、もとい、キングコングなエヴァンジェリン。 以前限りなく同人アニメというようなことを書いたような気がするが、ここまで全く原作への愛のない解体スタイルは、どこか愛情表現の一種というニュアンスのある同人という…

第十九話「童心に返って遊ぶっていいよねー。童心に返んなくても遊ぶけどねー」

最終回でもないにOPを二番までやるアニメ。完全版というよりは増補版という感じだが、どうせならスカカードキャラに始まり、コスプレカードキャラ、正式版、そして制服版と四バージョンすべて作って延々流しても面白かった気がする。ケレンとは常に同じと…

第十八話

話が核心に迫ってきた気がする十八話。残りもう八話しかないのだから当然といえば当然だが、 お姉さんの「ちょっと蒸れる」発言からすると黒薔薇伯爵をやるのははじめてっぽく見えるのだが、そうすると黒薔薇伯爵の服装をどうやって知ったのかという話になる…

第十七話「夏美、家族はやっぱり絆のホームラン王ね」「全然わかんないよ、ちづ姉(涙)」

完全外伝化してから結構見られるようになって来た気がする、ネギまであってネギまにあらざるなにか。 ようやくというかついにというか、お姉ちゃん本格登場である。髪の毛の色が委員長と同じなので声を聞いても一瞬混乱しました。姉に黒薔薇男爵が変装してい…

第十五話「昨日の敵は今日の友」「喧嘩するほど仲がいい」「いやよいやよも好きのうち!」

廃墟世界のガールズライフ編の二であり、前回よりは持ち直したかなという十五話。 妖精がどうしたこうしたという本編は相変わらずどうでもいい気配でいっぱいだったけど、今回のメインである明日菜と委員長の話はそれなり。もっとも、前回のアニメ版でもやっ…

第十四話「科学理論も、魔法相手じゃあってないようなものです、はっきり言って」第十五話 「予期せぬ展開でクラスに動揺が広がってるな」「それって、どーよー?」「15点」

タイトルが長くてうざい、というのはともかく。 もはや『ネギま??』という感じでもあるシリーズだが、ここまで異世界になってしまうと、それはそれで悪くないかもしれない。ようするに原作とアニメ版第一作から派生した二次創作というような位置づけである…

第十三話

OPが変わったのだが、いまいち。前回のもそうだが、明らかにぱにぽにの三つのOPのどれよりも工夫が足りないがさびしい。じつはやる気がないのかね、スタッフ。 話はというと、ネギという中心キャラが実質封印状態であるせいもあり、展開も散漫というか拡…

第十二話

いつもどおり、キャラ主体のエピソード、夕映がらみやらいいんちょの話、孝道とエヴァたちのコント等はわるくない。内容の積み重ねが皆無なので、ドラマとして楽しみにくいのはもう仕様と思うしかないのだろう。 しかしやっぱり、謎とか敵とかのパートになる…

第十一話

スタッフの誰のハートにヒットしているのかわからないチュパ研ネタから、ハルナと夕映をパクテイオーに導く話。 大筋の展開のさせ方や、細かいコント、シリアスに盛り上げているところにどうでもいいギャグを入れたりというシリーズの芸風のようなものはこな…

第十話

タイトルがお嬢だったので、彼女のパクテイオーの話かと思ったらさにあらず、おそらく誰にとってもどうでもいい妖精との戦いの話なのだった。原作ではクラスメートでも屈指の戦闘力を誇る龍宮まで操られるとかはまずありえない気もするのだが、これは『ネギ…

第九話

チュパ研キャンプと半端シリアス展開への布石と楓仮契約。 楓の仮契約はなにかものすごく強引だし、シリアス展開は恐ろしいぐらいどうでもいい(宝塚テイストの仮面男爵の正体すら気にならない)が、のんきなキャンプの描写はすでに確立した面々でやっている…

第八話

図書館島探訪編。図書館というものが好きな人間にはわりと浪漫な話。それはつまり刹那の行動が理解できる人には、ということである。気になる本がたくさん詰まった本棚なんて麻薬と変わりません。たとえ罠であろうと、手を出さずにはいられないのだ。 そうい…

第七話

サヨの話。サヨ編は前シリーズでも屈指のできばえのエピソードがすでにあり、比べてしまうと非常に分が悪いのであったが、しかしそれでも今シリーズに入っての最高作だったと思う。細かい遊びやパロディはもはや楽しいというより、眼をくたびれさせるだけに…

第六話

妖精の話がなにやらひとまず解決。 絵的には、なかなか派手にドンガラガッシャっと大暴れであり、、キャラクターもこのスタッフらしいむっちりというかやたらとからだをひねったポージングで夕方規制の限界に迫っている感じなのだが、しかし―― なんにも盛り…

第五話

どうやら毎回毎回仮契約をして、カードを出していくという趣向のようである。そのためのシリーズ通しての敵の存在というわけだが、おかげでエヴァは妙にうっかりさんになるし、刹那もしょぼいしで、原作への配慮はあまりないつくりになってしまった。といっ…

第四話

新規一転のはずの第四話。新しいアイテムやら変なマスコットキャラ、それを狙う勢力の存在と、なにやら、ジャンプアニメの劇場版や長編シリーズアニメの引き伸ばしようのオリジナル回みたいなことになってまいりました。 そのうえ、パクテイオーカードが一人…

第三話

第一部完結、なのだがこれはいかがなものでしょうか。 三話かけておいて、本来やるべき主要キャラ紹介をさっぱりできず、映像的な見せ場のネギ対エヴァも消化不良(アスナ戦も省略だし)、演出は凝ってはいるが、ドラマがかくのごとくヘロヘロなので無意味、…

第二話

二話目なのだが何話も飛ばしているような気がする第二話。 これは一体どういう計算なんだろう。気がついたら、生徒の名前をネギはみな覚えているみたいだし、のどかはもうネギに惚れているし――と、これでは作品が単体で成立しておらず、何の為のリメイクだか…

第一話

監督の新房昭之、脚本の金巻兼一以下、スタッフがほぼ『ぱにぽにだっしゅ』で、当然のごとくノリもにているのだった。 クエスチョンマークは伊達ではないわけだが、とはいえ、お得意の画面の隅の遊びや、多様な演出スタイルを駆使したケレン味を除くと内容的…