第五話

 どうやら毎回毎回仮契約をして、カードを出していくという趣向のようである。そのためのシリーズ通しての敵の存在というわけだが、おかげでエヴァは妙にうっかりさんになるし、刹那もしょぼいしで、原作への配慮はあまりないつくりになってしまった。といって、原作の知識が皆無で楽しめる内容かというとそうでもないのが困ったところ。中盤に千雨でやっていたような、キャラ紹介エピソードをもっとたくさんやってからなら、こういう原作を無視した展開もありといえるのだけど、今現在の状態ではとてもほめられたものではない。作り手としては、商業的な要請とかいろいろあるのだろうが、見る側にはあまり関係ないことだしね。『ネギま!?』が単独作として成立するにはせめて、明日菜、のどか、木乃香、刹那あたりのエピソードはきちんとリメイクするべきだったろう。
 あと、沢城、斉藤によるクリーチャーキャラはひたすら冷気を番組に送り込んでますね。これが実はアーニャとお姉さんの変装で、とかならまだ我慢できるのだけど。