第二話

二話目なのだが何話も飛ばしているような気がする第二話。
これは一体どういう計算なんだろう。気がついたら、生徒の名前をネギはみな覚えているみたいだし、のどかはもうネギに惚れているし――と、これでは作品が単体で成立しておらず、何の為のリメイクだかわからないではないか。

せっかく最初にエヴァンジェリン編という派手なネタを持ってきたのだから、ほかのクラスメイトのことはとりあえずおいておき、ネギと明日菜の関係性に話を絞り、作品の足場を作るべきだったのではなかろうか? 原作を追っかける必要もないのだし、なにも慌ててダイジェスト版のように進行させなくてもいいだろう。
凝った演出も、合う場合と合わない場合があるというのが今回のようなわりとシリアスな内容だと、よくわかる。クラス名簿を映してキャラクターの名前を顔を一致を図ってみたいとか、それなりに努力しているのはわかるけど、それ以外はおおむね、内容を理解させることより、視聴者の気をそらす方向に働いている気がする。見る側が趣向を追うのに忙しく、見ていてだんだん話がどうでもよくなってくるのである。

そういえば、本筋とは何の関係も無く、アーニャがまた出てきたから、これはもしかすると日本にやってくるかもしれないですね。あと、タカミチが妙に悪人面なのはわざとなのかしらん。

*ところでこのアニメ、実は見ているとき途中で寝てしまったのだった。
しょうがないから寝たところからもう一度見たが、また寝てしまった。睡眠不足のせいということにしておこう。
ちなみにどこで寝たかと言うと、前述の名簿での紙芝居のあたり。わざとはいえ、視覚的に単調なシーンであるのがまずかった模様。