第二十話 「大きいと大味っだて言うけど、実はそうでもないんだよ」

 今回はエヴァンジェリンキングコング、もとい、キングコングエヴァンジェリン
 以前限りなく同人アニメというようなことを書いたような気がするが、ここまで全く原作への愛のない解体スタイルは、どこか愛情表現の一種というニュアンスのある同人というのはもうふさわしくなく、サンプリング利用といった即物的な言い方のほうが適しているかもしれない。用意された音源でどこまで好き勝手に遊ぶか、というそういうプロジェクトなのである、これは。原作への愛情が感じられないもむべなるかなである。
 しかしキャラを湯水のように使って適当なコントやネタを嬉々として並べているさまは
なかなかに壮観である。さしずめ、「ネギま×(ばつ)」。この思い切りはいっそ清々しい。もちろん、いい意味で。

 そういえば、体重の話で、66.6キロってあったような気がするのだが、ちょっと重過ぎないか?