第十話

 タイトルがお嬢だったので、彼女のパクテイオーの話かと思ったらさにあらず、おそらく誰にとってもどうでもいい妖精との戦いの話なのだった。原作ではクラスメートでも屈指の戦闘力を誇る龍宮まで操られるとかはまずありえない気もするのだが、これは『ネギま!?』であって『魔法先生ネギま!!』ではないのだから、言っても詮無いことであるのかもしれない。
 まあそれでも一応お嬢がメインではあって、彼女とまきえのやり取りとかそれで壊れたまきえがらみのネタとか、小ネタ羅列のコント系は相変わらずけっこう楽しい。むしろ、そちらが一定の水準を維持しているだけに、対妖精とか黒薔薇の君だのパートの寒さがひきたってしまうのだ(現在発売中のOVAは、余計な筋立てなしのコント羅列が見られるのだろうか?)。
 カードとバトルはどうも最後まで続きそうだし、もうちょっとうまい共存の方法が見つかるといいですね。