第百五十三話

 第三期の掉尾を飾るシリーズ。むやみに巨大な敵、というのはそれだけでわくわくするものですが、その目的がフィギュア収集というナンセンスさがいかにもでいい。と同時に、等身大夏美フィギュアネタを使っての解決への伏線くさくもあるけど。

 そんなこんなで、軍曹と冬樹の「最後の通信」とか、パロディでありつつそれなりに真面目でもあるイベントをきちんとこなしてのクリフハンガーオチ。作画がちょっと変だったり、ガンプラを受け取るためにわざわざ手袋をはずしていたケロロが次の瞬間手袋でガンプラを持っていたり、制作面での粗さが気になったけれど、正直三度目でネタも尽きているだろう「大詰め」ネタの前編としては充分の面白さでありました。