ゴーストハント

第二十五話「ファイル8 呪いの家#4」

ファイル8最終回にして全編の最終回。 今回のナルの行動原理を端的に言うとこういうことになる 「おめーは俺を怒らせた」 まあ使った武器はスタンドではなくて、カメハメ波でしたけど。 それにしても、余裕で続きが作れそうな終わり方である。というか、実質…

第二十四話「呪いの家♯3」

八つ墓村の落ち武者のような怨霊の存在が明らかになり、話が大きく動き出す。といってもまあまだ「霊場」の秘密やなる関係ではあかされてないことも多いので、すべてがすっきりするのは最終回に持越しではあるけれど。 今回の見所は、やはりラストの怨霊によ…

第二十三話「呪いの家#2」

ナルは寝たまま、かわりに坊さんがリーダーシップを発揮するという話。そして、そういえばここでも親がいない名塚香織。まあこちらはコゼットとは比較にならないぐらい恵まれてますが。 その麻衣は今回退魔師の才能があることが判明。最初はどこにでもいる普…

第二十二話「呪いの家♯1」

呪いの家には行っちゃいけねえ! というファイル8シャープ1。 松崎さんの正体とかナルとはなにかとか、シリーズの核心に迫るエピソードっぽいのはいいのだが、事件そのものに新鮮味がないのが寂しい。『ねじの回転』を思わせる、霊に操られているように見…

第二十一話「血ぬられた迷宮#4」

ファイル7の完結編。 さらわれたマサ子を救出するために館の深奥に入っていく過程のサイレントヒル的な侵入シークエンス(封じられた庭、というのが特にいい)はとてもわくわくしたのだが、肝心のウラドのおじさんがちっとも怖くないのが寂しい。いきなり眼…

第二十話「血ぬられた迷宮♯3」

前回のテンションに比べると大きく落ちた「第三話」。 字が出てくるところは今回の肝、もっとも怖いシーンのはずだったのだろうか。高港基資の車の怪談漫画の字のほうが百倍怖いというのが残念。音も色も時間も使えるのだから、もっとやりようがあったのでは…

第十九話「血ぬられた迷宮♯2」

呪いの館に行っちゃいけねえ! というシリーズ第二弾。 今までの心霊系の怖さではなく、血や暴力といった直接的な描写でのアプローチが新鮮。 が、テレビアニメの限界と、虐殺展開にするわけにもいかないドラマ的な制約もあって、もう一歩も二歩も力が足りて…

第十八話「血ぬられた迷宮♯1」

『SAW』みたいなイントロでちょっと意表をつかれ、さらに安原再登場に驚く。なるほど、お役立ち無敵キャラを使い捨てるのはもったいないということですね。 話はというと二笑亭と『ローズレッド』の屋敷を混ぜたような(増改築で迷宮化というと作者年頭に会…

第十七話「FILE06 禁じられた遊び#4」

イッツオンリー谷山麻衣ショウ! まったく怖くないし、意外な展開もない(捻りがないということ自体が捻りといえないこともない)が、そんなことはまったく問題にならない。どうやって校長を説き伏せて休校にしたんだとか梵字はともかく五十三才は読める人が…

第十六話「禁じられた遊び#3」

今回は出てこなかったけど犬なんかが暴れる学校の事件、第三話。 前半が麻衣の夢と保健室がらみのサスペンスで、夢から現実に戻ってからの「隣のベッドにいるもの」との対決は、学校の生徒たちの「隣にいる」云々の回想台詞から登場への流れがきまっていた。…

第十五話「禁じられた遊び#2」

相変わらずのんびりと調査。 若年寄と呼ばれつつ越後屋とも呼ばれている眼鏡の少年は、メインキャラを食う勢いで大活躍。ラブコメ要員としては悪くないけど、思いっきり真犯人候補という気もしないでもない。 カメラがらみの真相は、お金の問題でなく「麻衣…

「FILE6 禁じられた遊び 第一話」

サカウチくんは犬じゃないですね。誰にも気づかれず溶ける雪です。 というのはともかく、新シリーズ。二クール目ということで、オープニングのCGも変わった。こっちのほうがかっこいい。前回の予告の「#〜」の読みかたが変わったも、その流れである、のか…

第十三話「FILE5 サイレント・クリスマス♯2」

ファイル五、シャープ二にして完結。 本当に前回の話と同じパターンで、憑依している霊をセラピーして成仏させるだけで終わってしまった。ディスカッションパートのしつこいおさらいや間を削れば余裕で一話で終わる話だと思うのですが。確かに、時間に余裕を…

第十二話「FILE5 サイレントクリスマス♯1」

序盤、クリスマスリー関連で、押しかけ女房な麻衣が主導権をとる展開は楽しい。 が、楽しいのはそこまで。 憑依している霊の、迷いの元を探して、晴らしてあげる、という、どう考えても一話で終わりそうな話を、無駄にじっくり描いて次回に続く……。 これが恐…

第十一話「FILE5 公園の怪談!?」

一話完結、サブタイトル末尾の「?」の存在から、外伝的なお遊び回であるのは見えていたけど、まさか、ここまではじけるとは。 今までの曲がりなりにもまじめにオカルト探求する姿勢は亜光速で銀河のかなたに飛び去って、幽霊を肴にした、萌えラブコメと相成…

第十話「放課後の呪者#4」

悲しいぐらいになんの驚きもない謎とき。ナルの謎解きにクールに応対するロサギガンティアは、しかしどう見ても犯人でしかないわけだけど、そこそこ不気味ではあるので、どうせだったらその調子でもっと怖い悪の美学を語ってくれればよかった。わたしをいじ…

第九話「FILE.3 放課後の呪者#3」

まだ終わらない高校編。 麻衣の義務教育は果たしてどうなっているのか。筆跡と谷川麻衣というフルネームを知っている人間を調べればすぐに犯人が割り出せそうだ、というのは誰でも考え付くことだから、ここでなにをちんたらやっているのか、と思わせてしまっ…

第八話「放課後の呪者#2」

ジャズはいい。心を癒してくれる。 あ、なんのことかというと、機械にゴーストハントとデスノートを録画させておいて、BS2の東京JAZZ2006を見ていたという話です。目当てはチック・コリア&トロンハイム・ジャズ・オーケストラ。その「マトリックス…

第七話「放課後の呪者#1」

新シリーズなのだが、なにかループの印象。 またも原因がよくわからず、ゴーストハンターズがぞろぞろと雁首をそろえる展開なのだった。そろそろ新機軸がほしいのですが。 前も書いたように、助手の人とか、なるのキャラを深めるエピソードをいれておかない…

第六話「人形の家#3」

解決編。本当にただの解決編なのでした。演出的にはホラーが達成できていたのに、シナリオが凡庸なので全般にぱっとしない、という最悪の展開。だって解決法が、恨みの原因を見つけて、それを解消することで成仏させてあげるというやつで、ようするに『学校…

第五話「人形の家 #2」

「私の人形は良い人形」シリーズの第二話。こっちは市松さんじゃなくて、西洋人形だけど。 人形の不気味さがうまくかもし出せていて、いい感じである。終盤に出てくる本体というか、呪いの根源のビジュアルにもう一工夫あればもっと良かった(高港基資の「天…

第四話「人形の家#1」

第二エピソードのスタート。 各種説明等、それなりに前回を踏まえてのながれにはなっているとはいえ、またもサイキックか、霊か、ポルターガイストかというネタを繰り返したのはちょっと唖然。坊さんと除霊師の出し方にも、もう少し工夫が欲しい。 それ以外…

第三話

謎解きとときめきで丸々一話。 悪くないけど、こんな余裕たっぷりなつくりで平気なんだろうか。 ときめく主人公は可愛い。けど、もうすこしナルへの気持ちは引っ張るのかなと思ったので、そこは意外。顔のよさ以外の惚れるポイントの提示が欲しかったところ…

第二話

ファイル1シャープ2。 ゴーストハンターズは持ち回りで謎に挑んで、敗退(釘宮霊媒さんの退場が早すぎである。次回戻ってくるのだろうか?)。となって、結局、科学オチでまとめるかと思ったら、さらにまだ謎を引っ張り次回に続くのだった。 意外にしつこ…

第一話

『十二国記』の小野不由美の小説のマンガ化のアニメ化。無理の無い進行、キャラも結構いけると、なかなかに優等生なできばえ。 特に主人公の名塚香織は今やっているこの人の役柄では一番いいのではなかろうか。タイプ的には、第三者ポジションとヒロインキャ…