ひだまりスケッチ

第十二話「12月24日ChristmasEve/12月25日 さよなら…ウメ先生」

最終回、そして、珍しく二日にわたる話。過去のファックスやら、イライラの正体と思しき人物、登場。釘宮先生でした。彼女から吹いてくる新しい風によって停滞ムードが消滅、くわえておなじみの面子の新たな側面(サエさんの妹萌え――あんまり現実ではみられ…

第十一話『4月28日 まーるキャベツ』

作画演出の面でアヴァンギャルドだった前回から一転、今回は普通。 美術学校っていうのは、学年が違っても同じイベントをするものなのかしら(年度初めにやる球技大会みたいなもの?)、というのはともかくとして、フォーマット的にも前半がイベント、後半が…

第十話「11月3日 ゆのさま」

はてな。この茶碗は? とでもいいたくなる一編でした。 作中のゆのの台詞「見る人はどう解釈しても、私にとっては未完成だ。(中略) この経験が私を大きくしてくれると信じて」 をもじって作る人がどう計算しても、視聴者にとっては未完成だ。この落差に作…

第九話「9月4日、裏新宿の狼」

時間は夢を裏切らないとか、夢はいつしか人を食うとか、ちょっとだけ真面目な第九話。 毎回毎回この調子だったら、一体どこの真剣十代しゃべり場だと文句のひとつも言いたくもなるのだろうけど、アクセントとしてあるぶんにはそう恥ずかしくもない。 しかし…

第八話「3月13日、3%の希望」

学校なしで、朝からおしゃべり。サエさんの謎がひとつ解明される。書いていた小説は同人とか文芸部ではなくて、本職でしたか。 後藤邑子キャラは限りなく奥さんであった。 雰囲気的には良くも悪くもマンネリで、これはたぶんこれでいいのだろう。見ながら寝…

第七話「10月12日、嵐ノ乾燥剤」。

序盤が体育祭でその後はずっとおしゃべり、後半ちょっと買い物と大家襲来でアクセント、というながれ。いつもの学校行って帰宅後おしゃべり展開ばかりではもたないものね。 今回はごちゃごちゃした演出より落ち着いて見せる感じの場面が多くて、好みとしては…

「7月14日 ひんやり、まったり」

イントロはまた夢。これもある意味リンク? 「朝」のシーンはいつ見ても「ロート、ロートロート」を思い出すが、やっぱりこれはパロなんだろうか。 話はといえば、タイトルがほぼそのままで、ビニールプールで涼んだり、鍋を囲んでだべったり(真夏の昼の、…

第五話「2月13日 こころとからだ」

私は小暗い階段を降りて行つた。階段の左右には本棚が並び、ハードカバーの本がぎつしり詰まつてゐる。書名は読めないが此の国の言葉で無いことは判つた。しかし其れを悠長に検めてゐる暇は無い。今はとても寒い冬なのだ。 階段の一番下は直ぐに扉で、開くと…

第四話「5月18日 歌うショートケーキ」

「好調」というより「快適」な仕上がり。 今回のリンクは芋虫とゼリー。この手の工夫は、ともすると絶望先生の各話ごとの隠しイベント(まとい探しとか義務パン探し)みたいなもので、こういうのはだんだん本編そっちのけでそれを探すのが楽しみになってきた…

第三話「6月17日、あるいはインド人」

時間の川をいったりきたりーの、今度は、梅雨どきの話。 ただ、闇雲に時間が前後しているのではなく、前回出てきた大家のセルフリフォームの実態の一端が描かれるということで、時系列とは違うラインで内容が連想的に繋がっていくのが、ハルヒとは違うところ…

第二話「8月21日」

アリア以上に睡眠誘導剤チックなイントロに文字通り圧倒されかける(ベッドに)。 真冬に真夏の話をやる意味はちょっとわかりませんが、前回それなりにインパクトがあった不ぞろいの表札たちの謎を解明する形になっているので、カットバック構成にはそれなり…

第一話

新房監督作品だが、ぱにぽにネギまの狂騒とは異なる、のったりまったり学生ライフ話。元はいわゆる萌え四コマまんがで、同ジャンルの先達にかの『あずまんが大王』がいるわけですが、あれほど会話のおもしろさや、強烈なキャラクター性でひっぱっていくとい…