第三話「6月17日、あるいはインド人」

時間の川をいったりきたりーの、今度は、梅雨どきの話。

ただ、闇雲に時間が前後しているのではなく、前回出てきた大家のセルフリフォームの実態の一端が描かれるということで、時系列とは違うラインで内容が連想的に繋がっていくのが、ハルヒとは違うところですな。錯時法を使うならやって当然のことではある。
 まあ別にやる必要も無い仕掛という気もするけど、以前書いたように、内容に究極的に刺激が無いので、こういう遊びを入れておかないともたないという判断なのだろう。DVD化の際もこの順序構成を堅持してやってもらいたい。もっとも、いまのところソフトを買うつもりはないですが(クリアな画質で実写の静止画を見て何がたのしいというのか)。

前半は変質者の先生を使った無理やりのお色気と、動物っぽい宮子がメイン。他のエピソードでもそうだが、作中で最も動かしやすく、描いてるほうも楽しそうなのが宮子。パンを食う繰り返しギャグはお約束だけどいいな。水橋かおりの最近では大谷育江と聞き間違えることもなくなった声もいい味出してる。
にしても、宮子の髪は何度見ても後ろでふたつにまとめているように見える。
後半はもうシリーズの基本風景であるちゃぶ台を囲んでのおしゃべり。安定。しかし見てて、恐ろしい勢いで、活動意欲が減衰していくのが困る。二時っていったらまだ宵の口であるというのに。

最後のほうのお風呂シーンは、先生のコスプレシーンともども、DVD化での解除をねらったようなエフェクトが邪魔くさい。最初からそういうシーンにしなければいいのである。エロのいる話じゃない。

そういえば、「紫の蛇」だが、あれはいったいどうしてあの時いきなり出てきたんだろうか? 時限式のトラップ?