第百四十五話

前半は今回かぎりっぽい新キャラネタ。その新キャラによる手際のいい侵略の過程が描かれるのかと思いきや、彼の侵略のアイディアだけを掠め取って、という方向で話が進むのだった。ケロン人しか納得できないナンセンスな侵略作戦を、「完璧な作戦」と押し通すギャグはいい。夏美のスクール水着での貼り付けはギロロを喜ばせる以外の戦略的意義がないような気もしないでもない。

後半はタイトルどおり、アガサクリスティー。小学生高学年〜中学生ぐらいになったら本好きなら大抵読んでる(せめて概要は知っている)古典だし、未読のお子様もこれを気に読むようになればいいな、という計算の元の企画でありましょうか?
 明らかに茶番とわかる展開ながら、演出とケロロだけは大真面目でやるのがいい。ドロロの「失踪」の理由は楽しかったし。オチはこれしかないような、もう一歩がんばって欲しかったような。

 次回は「冥」なる新キャラ登場。冬樹ハーレム化の進行?

そういえば、作中で第四期決定の告知があったが、今でもネタがぎりぎりなのに、どうするのかなあ。シリーズが続くことはたしかに嬉しいのだが……。