パンプキンシザーズ

第二十二話から二十四話まで

最後なのでまとめてみてしまう。いつまでも進まない決闘は結局、最終回である二十四話まで引き伸ばされたのだった。どこのドラゴンボールですか、まったく。まとめてみたから、それほどいらいらしなかったけど、この進展は毎週リアルタイムで見ていたら、気…

第二十一話「木偶と偶像」

まだまだつづく舞踏会騒乱劇。なにやらゴーストハントの出来の悪い回並みにちんたらやっていて、番組開始から二十四分、ステッキンの歌も始まったのに気分はまだAパート終了。これでいいのか。そもそも冒頭から低レベルなおっさんのやりとりにげんなり(滔…

第二十話「演者入場」

舞踏会騒乱編の二。 妹を見守るマルヴィン姉妹のやり取りが楽しい。しかし、レオニール殿は、マゾかどうかなんていう以上に台詞すべてが以上であるような気がするのだが、そこに誰も突っ込まないのはなぜなのだろうか。あの世界ではあのレベルの寒いトークは…

第十八話

植田佳奈キャラことステッキン(という名前であることをようやく認識)メインの会、エンディングののりで楽しく診られるかと思っていたら、思いのほか前回のエピソードを引きずっていて半端な仕上がりなのでした。ギャグ回としてははじけきれず、シリアスエ…

第十七話

鼠編終了。ハンスの過去の悲劇と、その死に様の描写はかなりいい出来。とくに軍の発砲で頭がぶち抜かれるのをワンショットで描いたシーンは秀逸。鼠のおっちゃんは、目の前で手榴弾が爆発したり特殊な火をがんがん炊きあっている脇でも傷ひとつ負わないタフ…

第十六話「斬り裂きし者」

変な秘密の組織のおじさんが本格的に登場。というか婚約者の人だったっけ?(見返して確かめる気力が無い) その、マスクマンは何故二人殺しただけでとっとと出て行けるのでしょうか。逃げ道の封鎖もせず棒立ちでパンパン鉄砲撃っている馬鹿どもがきっての強…

第十五話

鼠軍団との戦い中編。 鼠ボスがここまで頭が悪そうだと、かえってなにか壮大な仕掛をたくらんでいるのではと思ってしまわないでもないこともないかもしれないという気もしないでもないような気がしたりしなかったりするような今日この頃であるように思えるこ…

第十四話

うーむ。話はようやく本筋に入ってきたけど、少尉をもう少し賢くしていただきたい。もっとこう自分でかっこいい作戦を思いつけるぐらいに。ついでに、敵ももう少し賢くしていただきたい。麻薬を持っているのに、軍人にけんかを売ってとか、いくら話がついて…

第十三話

ロリータ襲来。なんと斎藤千和。 しかも、いちばん作者に近そうなマーチス主役で似非ローマな休日という、完全にドリーム炸裂な展開である。それだけならまあいいんですが、半端にシリアス風味の皇位継承者の苦悩であるとか、ゼロ地区問題とかが出てくるので…

第十二話「見えざる痛み」

うーむ。 前回の引きを完無視するようにあっさり帰ってくる少尉。捜査情報をべらべらしゃべった思しき三課の部下ども。恐ろしくあっさりと誘拐犯にたどり着く記者。いきなりお金に目がくらむ誘拐チーム。編集長を信頼しすぎな記者。そして、コピーひとつ取れ…

第十一話「静かなる胎動」

ようやく本筋。 しかしどうにも、みていて盛り上がらない。インヴィジブル9ネタとピュアライフに生きるアリス少尉のキャラがどうにもかみ合わないのだ。散々猪突猛進キャラと描いてきたせいで、どんなヘヴィーな事実を見せられてもお得意の理想論を自信満々…

第十話「カボチャとハサミ」

三課が三課になるまで、という話。本筋が第一話の段階からほとんど進んでいないに等しいのに、ずいぶんと余裕たっぷりの構成でございますな。 過去編をやるメリットというのは、各キャラのそれまでにほのめかされていたバックボーンの「答えあわせ」であった…

第九話「朝霧の女」

少尉殿、どんどんこの話の楽しみ方が分からなくなっているのですが、どうしたものでしょうか。 銃後の悲劇とか、兵士の誇りであるとか、色男のやさしさとか、どこかで見たことがあるようなネタをどこかで見たことがあるようなやり方で処理しただけで、なにか…

第八話

雪山サバイバル。伍長による少尉へのセクハラがメイン? いや、定番展開――言われて顔を赤らめるアリス、がなかったから、その辺は抑制しているつもりなのか? 話自体は恐ろしく単純で起伏がない。追っかけられる、逃げる、山小屋にこもる、山小屋脱出、的を…

第七話

いつも以上に皆さんがタレ目なのはともかくとして、前回よりは少し持ち直したか。 お話は、少尉の婚約者ネタと、謎の組織関連ネタのあわせ技で、その接合のさせ方はとてつもなく強引だが(事件現場はたまたま散歩しているところから馬車でいける距離で、しか…

第六話

前回よりさらに失速。 原因は簡単、少尉の退化である。馬鹿でもいい、空気を読んでほしい。はっきりいって闇屋の親分のような人物の言うことがすべて正しい。 あるいはスタッフとしては、終盤、少尉が「戦後の混乱の中で、たった一人の孤児の親を探す無意味…

第五話

しかし謎の多い話である。 なんの謎かというと、伍長のペニスのサイズに看護婦が困る話における謎で、あれはきっと、ガラスより硬い材質で出来ているのか、充血するとガラスより硬くなるのか、尿瓶がとてももろい何かで出来ているのか、なのでしょう。 と明…

第四話

伍長の秘密と軍の暗部に一歩足を踏み入れる話。 どうやらこの方面の話では、原作者投影キャラっぽい眼鏡キャラが主役の座をゲットした模様。なぜ少尉にやらせん、と思ったりもするが、フェミニストヒーローものの生産能力が圧倒的に低い――女は感性、男は理性…

第三話

少尉が自分の立ち居地――貴族であることと、軍人であることと、民間人への理解者であることを確認し、その矛盾に折り合いをつける話。 折り合い、というかまあ、悩んでも変えられないことは変えられないと開き直る、というだけのことなんですが、これは逃げで…

第二話

シンプル痛快活劇第二弾。 しかしシンプルすぎて赤面。とくにアンチタンクトゥルーパーのいくところに必ず戦車あり、はまずい。次回以降はもう少し話を工夫してくることを期待したい。 台詞もいささかわざとらしくて恥ずかしい。芝居がかった言い回しはTP…

第一話「不可視の9番」

公式サイトをちょっと見たら、濃いミリタリーものっぽくて、ちょっとどうかなと思ったけれど、いざ見てみたら、確かに武器描写なんかは濃いのだが、基本は悪即斬の隊長さんがレッドリボン軍の八ちゃんその他数名を従え、快刀乱麻の大活躍、といういい意味で…