第五話

しかし謎の多い話である。
　なんの謎かというと、伍長のペニスのサイズに看護婦が困る話における謎で、あれはきっと、ガラスより硬い材質で出来ているのか、充血するとガラスより硬くなるのか、尿瓶がとてももろい何かで出来ているのか、なのでしょう。

と明らかに脇のネタで話を始めたかというと、答えは簡単。本編がつまらな過ぎるからである。

台詞でだらだら説明するばかりで、伍長と仲間の絆という話としてうまくいっているわけでもないし、伍長のピュアキャラをアピールするにも弱いし、ピュアでリストラ問題はどうにもなるものでもないし、このアニメでそもそも扱えるようなネタでもない。存在からしてこのネタに会わない少尉を話から排しているあたりでそれはスタッフにもわかっていることなわけだが、それをおしてまでやる意味があったかというと、なかったという他ないですね。無駄にシリアス分が増えただけである。結果、より半端な世界観になってしまった。ご都合主義とシビアの不均衡ということだ。

しかし前もちょっと出てきたマッドサイエンティスト風のおばさんとか、余計なネタばかりが増えていくなあ。
悪即斬だけやっていればよかったのに、と終わってみて言われてしまうような話にならないことを望みたいところだが……。