第十八話

 植田佳奈キャラことステッキン(という名前であることをようやく認識)メインの会、エンディングののりで楽しく診られるかと思っていたら、思いのほか前回のエピソードを引きずっていて半端な仕上がりなのでした。ギャグ回としてははじけきれず、シリアスエピソードのエピローグとしては甘っちょろく、ちょっといい話、という風にもおさまりきれず、という具合で、良くいえば盛りだくさんだが、ようするに虻蜂取らずなのである。
 そういえば、斎藤千和姫の回も半端にシリアスぶって印象が微妙だったな。
 もっとも、今回の肝でもあるステッキンの歌と踊りは、伍長がそれを覗き見たときの感想が、ほぼそのまま視聴者の感想で、そこにはたとえばキングゲイナーのモンキーダンスとか「いっちょにっちょ〜」(Byこがわみさき)みたいな楽しさが皆無なため、そもそもギャグ回としてしての成功の目はなかったのかもしれない。植田佳奈の歌自体は結構がんばっていたと思うんですが(個人的には『学園アリス』の蜜柑以来の関西弁も久しぶりに聞けたし)。
 あと、これは話には何の関係もないことだけど、ステッキンって見れば見るほどタンタン(エルジェ作のあれです)に見えてきますね。