第二十二話から二十四話まで

 最後なのでまとめてみてしまう。いつまでも進まない決闘は結局、最終回である二十四話まで引き伸ばされたのだった。どこのドラゴンボールですか、まったく。まとめてみたから、それほどいらいらしなかったけど、この進展は毎週リアルタイムで見ていたら、気分悪かったろうなあ、と思う。ドラゴンボールみたいに、食事時に流し見しているわけでもないしね。
 話はというと、プロの殺し屋というのは、いったん不利になるとあっさりテンパってしまうとか、プロの殺し屋というのは、ホームグラウンドの臭いが大切とか、プロの軍人というのは、仲間のにおいに包まれていると強くなるがアウェイで戦うのは苦手とか、伍長は強かったり弱かったりわからなかったりとか、頭の切れる隊長さんはハイヒールを脱ぐ知能も無い(貴族令嬢は舞踏会場で襲われたらハイヒールで戦わないとならない、という誓いでもしているのかね?)とか、二十四話やって、臣の敵は完全放置かよ、とか、展開がちんたらすればするほど、いろいろ突っ込みどころが露呈してくるという、ある意味マゾヒスティックな作りでございました。

 教訓――
 三課は、仲間内の戦災復興はしてくれるが、このアニメを見てしまった視聴者の戦災復興はしてくれない。(byダート・キャノン)