第二話

シンプル痛快活劇第二弾。
しかしシンプルすぎて赤面。とくにアンチタンクトゥルーパーのいくところに必ず戦車あり、はまずい。次回以降はもう少し話を工夫してくることを期待したい。
台詞もいささかわざとらしくて恥ずかしい。芝居がかった言い回しはTPOが大切です。

少尉は前回以上に突貫馬鹿でちょっと悲しい。人造人間八号がいなければどうにかなってなかったかもしれない状況にすぐに陥ってしまうのはリーダーキャラとしてはいくらなんでも駄目なのではあるまいか。
お話としては、八ちゃんが「制御術式開放!」するのが見せ場なわけだから、手っ取りばやくそこに持っていきたい気持ちはわかるのだけど、やりかたが安易過ぎると、せっかくの超人バトルも映えない。パンピーががんばってがんばって、それでも悪がどうにもうわてで……、という状況で剣心とか殿様とかレガートとかサンドマンとかが出てきてこそのカタルシスなのだ。ヒーローは最後にやってくる。

 ほとんど唯一の少尉の活躍どころ、貴族ネタの使い方はうまかった。ずるな気もしないでもないが。
 それにしても、クライマックスの戦車から放り出されるATTを受け止めようと飛び出した少尉だけど、いくらなんでもそれは無茶だろう。

 どうでもいいことだけど、「なんちゃらかんちゃらゲ・シュ・ベセ・ガ〜」とか言う高橋洋子の歌をなんとかしてくれ。耳について離れない。その雄たけびっぽい歌い方は嫌いじゃないけど