第六話

前回に引き続き、まなびがストレートにスルーされるまなびストレート。やっぱり宇宙人メインで話を動かすのは難しいということですね。みかんは全体の語り手であるのみならず、普通に主人公なのだった。まなび、ドラマ面においてほぼ存在意義なし。

にしても、例によって、「萌え」系の狙ったシーン(「きゅーん」だとか、そういうやつ)とほのぼの友情中学生日記パートとの乖離が激しい。どっちかにしなさい。
もっとも今回は「萌え」パート以外も高校生が転んで涙目とか、手を差し出すむつきのポージングがカメラを意識しすぎとか(肩を逸らして首をひねって、どうやって倒れた人を立ち上がらせるつもりなのか)、なにごとにつけてもつくりこみすぎるこのスタッフの悪いところが目立っていて、前回よりも楽しく見られる時間は少なかった。
あと、言動外見すべて小学生(せいぜい中学生)のキャラが、金遣いの荒さだけは設定に忠実に高校生並なのは、小学生が乱費散財しているように見えるビジュアル的な不快さもあるが、やりたい場面のためのご都合主義が鼻についてどうにも乗り切れない。普通に高校生に見えるキャラクターデザインでやれば、それ相応に青春の一こまになっただろうに。
いろいろともったいないですな。