第十九話「君さえ守れれば」

ほぼオリジナル展開。
なるほど、ニュートンアップル女学園への過程を短縮しつつ、原作に出てきたキャラクターの見せ場を出来るだけ再現するという方針でのアレンジ、ということですな。これだとヴィクターの出番も作り出せるので、キャラクターへの目配りという点ではバランスはいいかもしれない。そのぶんカズキと斗貴子の出番がごっそり減っているが……。

ただ、方針は間違っていなくてもそれを実行に及んだとき、無理が生じてしまっているのは残念。とくに火渡の五千百度の炎(この台詞あったっけ?)で、「吹き飛ばされる」ってのはいくらなんでもあんまりだろう。もっとも、原作ほぼそのままのパピヨン対戦部はよく出来ていたし、ヴィクター対錬金戦団でヴィクターの武装錬金の力を説明したりするのは上手い工夫だったので、あまり文句を言ってもしょうがないかもしれないが。
とはいえやっぱり斗貴子さんが小型化する話がないのはもったいないなあ。

それにしても、生まれたままの姿がやたら多い戦部を生まれたての人がやるのは、ねらっているのか偶然なのか。

エンドカードは楽しいが、秋水ってそんなに気にされるべきキャラなんだろうか?