2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ますます魔界都市ブルースな第一章後編。基本、顔見せ回なので、事件が入り口で終わってしまった感じがするのも、なんか後味わるめなのも、問題はない。むしろ、ヒロインの正体をめぐっての黒の行動原理(なぜすぐ殺さなかったのか、等)を些細な台詞や動作…
おそろしいぐらいに面白くないですね。しかしその面白くなさが面白いといえないこともないような気もしないでもない。 作中キャラが「ボタンを掛け違えている」というようなことをいっているが、このアニメはそもそも最初からボタンを掛けていないというか、…
第二話であるが、第一話なみによくわからないので、もう一度みて、ついでに第一話もまたみた。 かつてこんなに短期間に何度もみたアニメがあっただろうか? いやない。 その結果、わかったのは、どうも第二話は第一話の続きではなくて、第一話が第二話の続き…
三人目のロケットガールが生まれるまで、のその二。 うーむ。 視聴者を微妙にむかつさせることに腐心するシナリオはなんとかならないのだろうか。 たとえば、茜が倒れる冒頭の場面がそうで、それを目の前で目撃している医学主任は、言われないと看護に乗り出…
偉大である。 ナスティである。 あなたがたは、悪趣味なんだ。 原作は単行本を三巻までもっていて、全体の雰囲気とキャラの関係性ぐらいは把握しているのだが(名前は自信なし)、特別愛着があるわけでもなく、どう改変されようと特に気にもならないのだが(…
のっけからいぬかみを思い出す濃厚な男祭りだが、いちおう藍蘭島に男のいないわけの説明である――まあ、いささか無理のある説明だが(*) 話のほうは、序盤の割りとまったりとした語らい――ヒロインの餅の食い方と得体の知れない計算違いをするくだりがいい――…
なんか、純粋培養のギャルゲーっぽいアニメで、しかも、深夜に自動販売機をガンガン蹴り飛ばす女、誕生日の祝いに自分の写真撮影のために病室を飛びでていきに戻ってこない男、一応はプレゼントであるものをゴミのように投げ捨てる女、物探しのために空き缶…
許婚者となっての第二話。 前回まったく気づかなかったが、考えたらこの人たち、夏休みが終わったらどうするんだろうね。遠距離恋愛になるのか、サンが東京にくるのか。いや、そこまで話は進まないのかな。あくまでひと夏の話でまとめたほうが、美しいような…
好調というか、安定の第二話。口の悪い言い方をすると、ぬるま湯状態の維持。 前回ちょっとうるさかった放送禁止ネタはおなじぐらいうるさく、規制に対する反骨精神とか皮肉というよりは、積極的に自主規制をして喜んでいるただのマゾアニメになっている気が…
二年目スタートということでものすごくひさびさに見たのだけど、すごいことになっていた。 自虐、傍若無人なパロディ(プリキュアのが素敵だった。局も違うのによくできたものだ)、業界への苦言と、これはがありならば、『さよなら絶望先生』はおろか『かっ…
地上編スタート。 「胴体」の登場、敵(の搭乗者)がどんなやつらなのかがすこし判明(ロボは基本的に遺跡みたいですね)と、世界観が明らかになり始める。星の世界はまだまだ遠いけど。 今回は、主人公がかなりシンジ風味で、イラッとくる。シンジみたいに…
最終話である。 なんというか、残念な結末でありました。 最後の最後で躓いたというべきか、ちょっと前からよろけ気味でここにきて堪えきれずに完全に倒れてしまったというべきか。いや、あるいはそもそも第二期自体が、とっくに倒れているのに「倒れていな…
SF漫画の金字塔の再アニメ化である。幼少時に劇場版を見て以来、原作にも慣れ親しんできたものだから、ちょっと冷静には見られないかもしれない作品で、主題歌にはダカーポのあれをもう一度使いなさいとか、無茶な要求をしてみたい気持ちすらあるのだった…
時間と曜日を移動して(出戻りなので横田さんの例の台詞なのでしょう)の新シーズンのスタート――ではあるけれど、前期のカウンターのようなシリーズギミックは出てくることはなく、ご存知ケロロ軍曹、という開始。とはいえ、内容的には『ケロロ小隊による地…
夜から夜へ俺達は消えていく 夢から夢へ俺たちは走り去る 幻想の翼を荒野にひろげて 壊れそうな歌を口ずさみ羽ばたくのさ。 カタログを見ても幸せは売ってない 売り物の愛が表通り歩く 予定調和を繰り返すユートピア 探し物はまだ見つかってない 行き場のな…
患者が最初からどこに問題があるかを申告してくれて、医者がそれをさも自分が探し出したような顔で勝ち誇っているような、そんな変わったカウンセリングが売りのギャルゲー生まれのアニメ。 ギャルゲーエロゲーボーイズゲー出自作の打率の低さを鑑みてもなお…
前回の拾遺と第三の適格者編。 三人の中では一番SF向けなキャラだが、そんなことよりユカリ母のキャラがある意味父とどうタイプだったことがわかったことのほうが衝撃である(娘が生死の境をさまよっていたのに、「宇宙飛行士なんだからそんなこともある」…
『ヤミと帽子と本の旅人』のチーム(原作のゲームの同じメーカー)による新作。 しかし、これは困った。 話がわからない。『ヤミと帽子〜』も最初のほうの展開が飛躍しまくっていたが、ここまでわからないことはなかった。漫然と見ていたら何がなにやらさっ…
gimikの新作かと思ったら、微妙に違うのだったがしかし、gimikの新作だったら良かったのになあと思わせるロボットアニメ。 どういうことかというと、ようするに門之園恵美に原案とEDだけでなく、本編のキャラクターデザインをやらせていたら良かったのでは…
孤島ものらしいのと、出版社が同じせいか、なんとなく『瀬戸の花嫁』とイメージが被っていた一品。同時期にアニメ化するなら、昔20世紀フォックスとワーナーとがネタが思いっきり被ったスティーヴマックィーン映画とポールニューマン映画を一つにしたみた…
不遇の終了を迎えた『妖奇士』につづく會川昇脚本による『若本仕事帳―耀蔵伝― 第二部』、とでも言いたくなる時代劇アニメ。 原作は劇団新感線の芝居のようで、長屋でのどたばたや、花火師がロケット作りに誘われるといったメインプロットは確かに舞台でもあ…
なにか途中から始まったような、気の抜けたムードでいっぱいの第一話。 状況を最初にまったく説明せず、一話丸々使ってそれを紐解かせていく構成はいいのだけど、これが効果的なのは、設定がはっきりしなくても、盛り上がれる内容と演出、そして魅力的なキャ…
コゼット救出編後半にして、コゼット不幸編の終結。第一部完。すっきりである お話的には、水戸黄門にも通じる救出のカタルシスがメインではあるが、作品を支えているのは、テナルディエ夫妻の小悪党振り。コゼットに対しては憎悪をぶつける反面、娘たちには…
真下耕一監督による、電波な寡黙少女ととても優秀には見えないのになぜか無敵なヒーローのコンビの活躍を描いた、ちょいと(いやかなり?)勘違い気味なバディムーヴィー風ヘナチョコスタイリッシュアクション『ノワール』『アヴェンジャー』『マドラックス…
瀬戸内海といえば、人魚ではなくて、鵺が泣く夜が恐ろしかったり、キチガイじゃがしかたなかったり、という印象なのだが、これはもちろんそういった猟奇殺人展開とは無縁の、ラブコメ、それも平たくいってしまえば、人魚版『うる星やつら』なのだった。 ただ…
超巨大侵略生物編ファイナル。 序盤の、ケロロを探す夏美たちやその後ケロロが見つかるあたりの展開はいいし、地下街がまるごとロボットの部品で、それで宇宙に出て行くという流れも面白かったのだが、そこらへんで脚本家が力尽きた感じで、わざわざ前回はっ…
師匠の一歩を先を行ってのアニメ化。 ヒジョーにめでたい! といいたいところなのだが、うーむ、微妙。 否、普通。 いや、可もなく不可もなく? と、あまり印象がよくないのだが、考えてみたら原作の初期の印象もそういうものだったのだし、正直言うと今でも…
漢字であてると紅蓮羅漢だと思っていたわけですが、それはともかく。 冒頭、無量大数の敵だの、妙に松本零士チックなキャラクターだのと、なにやら派手でスカしたスペースオペラかと思ったのだが、一転、本編は『宇宙の孤児』地下版のようでもあり、ドリルで…
地獄連鎖で、一種集団ヒステリー状態になってしまうのだった。強い仲間意識と排他性は表裏一体で、悪く作用したときは最悪になる、というのはうまく描けている。 が、そのために、それまでも設定をおじゃんにしてしまうのはやり方としてはどうなんだろうか。…
未練たっぷりなタイトルとは裏腹に以外にも、すっきりと終了したのだった。 あるいは、本来はエドゲンは裏切ったまましばらく引っ張ったかもしれないし、いくつもの伏線、これからが本番だったはずの宰蔵とアトルの往壓争奪戦と、心残りは大量にあるが、こう…