第二話

好調というか、安定の第二話。口の悪い言い方をすると、ぬるま湯状態の維持。

前回ちょっとうるさかった放送禁止ネタはおなじぐらいうるさく、規制に対する反骨精神とか皮肉というよりは、積極的に自主規制をして喜んでいるただのマゾアニメになっている気がする。銀魂を見たあとであるせいで、この手のネタへの評価が辛くなっているのは否定しないけど、なんの毒もないうえ、無駄にストーリーの進行を停滞させてやるようなものでもないのは確かである。多用されるメタネタもしかり。原作の「ここでこうなったら○○エンド』という表紙下の遊びや、ウェブでの作者の自作解説の精神を活かすのはいいけれど、やはり時期尚早だろう。メタネタはやればやるほど、作中の「リアル」を損なうから、キャラクターや世界観が確立してない時期にやってしまうと、あとあとまともなドラマを展開するのに際し、非常に苦しいことになる。実際原作だって、ギャグ主体のエピソードとシリアス風のエピソードとのすりあわせははあまりうまくいってないのだし。
 今はともかくパロは控えめにして、ドラマの充実とキャラの増量に精を出し、とっとと学校に行ってしまったほうがいいように思う(まあ、原作人気ナンバーワンキャラはそうしないと出てこないのだから、学校は早くに出てくるだろうけど)。