第七話

前回の拾遺と第三の適格者編。

三人の中では一番SF向けなキャラだが、そんなことよりユカリ母のキャラがある意味父とどうタイプだったことがわかったことのほうが衝撃である(娘が生死の境をさまよっていたのに、「宇宙飛行士なんだからそんなこともある」とは凄い人だ。不条理ギャグないしシックジョークなのか、これは?)。
そもそも宇宙飛行士になる夢もないゆかりに今後も主人公を続けさせるには、なんとしてもゆかりの居場所が島以外にないという状態に追いやらないといけないという、ストーリー上の要請もあってのあの場面なのだろう、と思うのだが、このシリーズ、どうもギャグや勢いで流しちゃいけないところばかりギャグや勢いで流している気がする。

ともあれ、三人目にして初めて自発的に参加した彼女の存在が、今後の物語の進行を「周囲が勝手に話を進めて、揉めるが結局がんばってどうにかする」パターンからの離脱となることを期待したいところ(親父とかボスとかマッドサイエンティストとかはもういらん)。

まあ、残り話数的にもうそんなに沢山の展開はなさそうだが……。

そうだそういえば、もう話が始まってからけっこうな時間が経っていたんだね。なんかまだ夏休み中だと思っていました。