2007-01-01から1年間の記事一覧

第十話「オービター」

冒頭のインチキ吹き替え映画テイストは悪くない。 所長は見ていると不快になるのでできる限り出ないで欲しいところだけど、今回は、人様のトラブルを称してあっさり「大きなチャンス」と言える、「大人」なところを見せ付けるシーンが素晴らしく黒かったので…

第三話

思考実験をしてみる。こなたが、『ラブやん』のカズフサや『こみっくパーティー』に出てくる眼鏡の二人組みのどちらかみたいな外見をしていたら、どうであろうか。当然OPのダンスもそれでやる、と。あ、ダンスは見てみたいかも。あの手の画一的で不気味な…

第四話「剣」

無意味に反転していく物語。次回「初登場」の敵との戦いの顛末。 しかし、思うにこれ、まともな進行をすると、話がつまらなすぎて視聴者がついてこないから、こんなめくらまし演出を仕掛けているかも、とこのなんの緊張感もない「強大で因縁ある敵」との戦い…

第四話

今回は二本立て。 前半は巫女姉妹の話。百何十年前から文化が途絶しているから、二十歳に近づけば年増というのは、別におかしくはないが、それにしては、当たり前に最近の和製英語を使っているような? まあいいや。 絵的には、限りなくクリーチャーレベルの…

第四話「ドキドキ無用」

これにて第一幕終了、というところ。 誰もが予想するとおり、花火は簡単には成功せず、ソラさんは月へは帰れないわけですが、自分のスタンスをはっきりさせた鍵師なんかのおかげで今後の活動はそれなりに安定して、話はよりまっすぐ月と花火とソラさんの秘密…

第三話

同居編その二。っていうか、ずっと同居するのかな。 ヒロインが機械をどんどん壊すとか、幼馴染がやってきてヒロインを隠そうとして結局ばれるとか二人の関係を探ろうとするとか……おそろしいぐらいお約束なイベントが連打。 が、ベタではあるが、まあ嫌味は…

第四話

都会編の開幕(埼玉は都会かという向きもあるだろうが、まあ、瀬戸内海近辺よりは都会であろう)。前回、やくざ軍団の出番がなくなって、どうなるのかというようなことを書いたけど、やくざの代わりに永澄パパ&ママによる、鈍感という名の攻撃(一種の児童…

第四話

意識してラフに個性的にしていると思しきところもあり、意識せずラフで個性的になってしまったと思しきところもありで、毀誉褒貶の激しい第四話。 エピソードごとに違う雰囲気でとか異なる作画でというコンセプト自体には問題はないが、それがコンセプトかど…

第四話

無理やり学園編スタート。というか、ようするにヒナギクを出すためのエソード前倒しである。見えざる手ネタが、らすたとかぶっているのはなんとも。そして結果、どちらも薄らさむかったのでおあいこである。自虐ネタはほどほどに。 しかし、今回は超強力キャ…

第三話

うーむ。これは駄目ではなかろうか……。 あまり原作原作いいたくないのだが、ここまでの展開は明らかに原作のほうが上だといえてしまうのがとても哀しい。 わざわざオリジナルストーリーにしたのに、ジョミーの母や家族への思いもいまいち描ききれなかったし…

第百五十七話

プルルさんの話と、夏美をケロロがたぶらかす話。「依存」をテーマにした連作、といえないこともない。 前者は、プルルの妙におっとりとしたノリが、作品に新しい風というか新しい停滞(安定感ともいう)をもたらして、わるくない。しかし、なぜ幼生なんだろ…

第三話

第三話だが第二話である。っていうかこれ、前後編を一緒にして、隔週でもいいから五十分番組として放映したほうが見やすいし、作品の魅力も伝わりやすいのではなかろうか。ストーリーは格別複雑なものでもないが、実写ドラマに近い細かい芝居付けやニュアン…

第三話

前回ちょろっと出ていた遠山の金さんが登場。鳥居の旦那とは因縁ある仲だから出てきてもおかしくない人選ではある。 で今回は、花火職人のほうは一休みで、山寺宏一こと山ちゃんの鍵師の話がメイン。特殊技能キャラであったか。鳥居の旦那は、やることは過激…

第三話

どうやら本格的にメメント構成で行くつもりらしい第三話。 錯時法というのは元来、たとえば映像作品で言うと件のメメントや市民ケーンあたりがわかりやすいが、主題や内容をより効果的に表現するために使うもの(*)なのだが、これやハルヒに顕著なように、…

第二話

OPを飛ばしてみると、だいぶ印象が違うことを発見。なにごとも、第一印象が重要ということですな。 それだけでなく、前回ほど単調な映像と、退屈な会話でなく(そういえば、最近の女子高生は焼肉屋に頻繁に通うのだろうか? 原作にあったかなあ?)、二分…

第九話

昔NHKでやってたマックスヘッドルームという海外ドラマで汚職した社長について、電子生命のマックスがこんなジョークを飛ばすシーンがある。「ではクイズを一つ。社長はいつ、嘘をついたか? 答え――喋ったとき」 今回見ていて、まず思い出したのがこれでした…

第三話

さまざまな障害相手に主人公奮闘するも、力及ばず、という意味では瀬戸と展開がかぶってますが、ヒロインキャラの違いによってだいぶ全体の雰囲気も違う(こちらのヒロインはわりと保護者気質でかつ恋人というより友達。あちらは、結果保護者だけど護っても…

第二話

ナカビト? 台詞がよく聞き取れなかったのでオフィシャルサイトをみてみたら「ヤカビト(夜禍人)」といっていたらしい、第二話。「夜のわざわい」という台詞から察しろということのようだが、わざわいといって「禍」と思う人もいれば「災い」と思う人もいるわけで…

第三話

このアニメは『瀬戸の花嫁』ではない。『瀬戸の花嫁の父』だ! と冒頭部を見て思ったのだが、本編はそうでもなく、前回ちょろっと書いた、休みが終わったらどうなるのか――ようするに東京編への布石と、新キャラ紹介なのだった。えーと、このなんでも「ですぅ…

第二話「男は待っている」

なんか周回遅れになりそうなのであわてて見た第二話。 前回暗示されていたとおりに、空は月の生き物でようするに月の兎であると、冒頭でいきなり明かされる。素直でよろしい。 台詞回しだけでなく、ゆとり教育とか時事ネタの入れ方がなにやらとても小劇場チ…

第二十二話から二十四話まで

最後なのでまとめてみてしまう。いつまでも進まない決闘は結局、最終回である二十四話まで引き伸ばされたのだった。どこのドラゴンボールですか、まったく。まとめてみたから、それほどいらいらしなかったけど、この進展は毎週リアルタイムで見ていたら、気…

第三話

相変わらずぬるいが、あるいはこのぬるさが朝番組としてはちょうどいいような気もしてきた。 とはいえ、オタッキー&マニアックな雰囲気は相変わらず夜っぽいし、タマとハヤテの決闘の理由をマリアさんがあっさり看破するシーンなんかの、台詞のギャグを、ギ…

第三話

合体は、男にも女にもロマンである、という第三話(シモンやカミヤたちはいざ知らず、ヨーコが、男と女、男と男のどちらの合体を連想したかは知りませんが)。 ストーリー的には、いってみればここまでがグレンラガン誕生編で、ビッグプロローグといったとこ…

第二話

なんかずいぶんと重要なエピソードをカットする――そしてそのくせ、原作の台詞を拾うところはずいぶんと丁寧に拾っている――と思ってみていたのだが、ようするにカットではなく、第三話でのオリジナル展開のためにとってあるっぽい。原作のこのあたりの畳み掛…

第百五十七話

前半は非常に珍しい、ドロロが落ち担当の話だが、合体してもうまくいかないあたりで、ネタが尽きた印象。あそこはドロロがなぜか頭になって、もっと暴走していくほうがよかったのではと思うが、時間(と作画)の問題もあったのかもしれない。 後半は、原作に…

第二話

ますます魔界都市ブルースな第一章後編。基本、顔見せ回なので、事件が入り口で終わってしまった感じがするのも、なんか後味わるめなのも、問題はない。むしろ、ヒロインの正体をめぐっての黒の行動原理(なぜすぐ殺さなかったのか、等)を些細な台詞や動作…

第二話

おそろしいぐらいに面白くないですね。しかしその面白くなさが面白いといえないこともないような気もしないでもない。 作中キャラが「ボタンを掛け違えている」というようなことをいっているが、このアニメはそもそも最初からボタンを掛けていないというか、…

第二話「桜」

第二話であるが、第一話なみによくわからないので、もう一度みて、ついでに第一話もまたみた。 かつてこんなに短期間に何度もみたアニメがあっただろうか? いやない。 その結果、わかったのは、どうも第二話は第一話の続きではなくて、第一話が第二話の続き…

第八話「セパレーション」

三人目のロケットガールが生まれるまで、のその二。 うーむ。 視聴者を微妙にむかつさせることに腐心するシナリオはなんとかならないのだろうか。 たとえば、茜が倒れる冒頭の場面がそうで、それを目の前で目撃している医学主任は、言われないと看護に乗り出…

第一話

偉大である。 ナスティである。 あなたがたは、悪趣味なんだ。 原作は単行本を三巻までもっていて、全体の雰囲気とキャラの関係性ぐらいは把握しているのだが(名前は自信なし)、特別愛着があるわけでもなく、どう改変されようと特に気にもならないのだが(…