第四話

無理やり学園編スタート。というか、ようするにヒナギクを出すためのエソード前倒しである。見えざる手ネタが、らすたとかぶっているのはなんとも。そして結果、どちらも薄らさむかったのでおあいこである。自虐ネタはほどほどに。

しかし、今回は超強力キャラの参戦で人気急上昇、となるはずだったのだが、個人的にはどうにも、陸情三課の人みたいで、ちょっと困りました。
これは原作で一番嫌いなキャラであるところの姉のほうが悪即斬とか言っているせいで、なおさら思い出してしまったし。

 とはいえ、どたばたコメディというにもラブコメというにも緊張感の足りない、ハヤテとヒナのやりとりはそう悪いものでもない。おままごとをよこでみている感覚というか。
しかし、このたらたらとしたノリは、お笑いには実に相性が悪くないというのは、雪路パートが、原作以上に場違いかつ非常にうざいことになっているあたりでもそれと知れますね。どうせなら、アニメオリジナル展開で、雪路をもっとまともなキャラにするとか、出番を極小まで削るとか、そもそも出さないとかすればよかったのに。

 ヒナのおまけとしてもれなくついてくる、三馬鹿トリオの扱いはまあ普通。雪路の「ブラウン管」発言で笑っているのはちょっと面白かった。詩化しCMに騙されてペンだのだの消しゴムだのを買う小学生には、ブラウン管では通じない気もしないでもない。まあメタルギアソリッドやら星闘士星矢やら明らかに視聴者を十台中盤以上に設定している以上、人気もそういう方面のみであるだろうから、から、面食らう「お友達」はそもそも存在していないのかも知れ兄。
 しかしこの速度でヒナギクが出てしまうと、ただでさえ人気で押されているナギの立場がものすごく切ないことになりそうだ。