BLOOD+

第五十話「ナンクルナイサ」

はい、サブタイトルがすべてを示していますね。無難も無難。「なんてことはない」終わり方でした。 小夜は赤ん坊を串刺しにはしないし、ハジは約束を守らないし、カイはジョージの店を継ぐし、ジュリアとデイヴィッドさんはくっつくし、と誰もが予想するとお…

第四十九話

まさかのディーヴァ組総退陣。 まず、無敵ともいえるぐらいに強そうだった中田シュヴァリエは、より強くなるはずの変身後、むしろ弱くなって(ハジが応戦できるレベルなんて、かなり弱い)、あっさり雷撃死。体をちぎっての串刺しから脱出ぐらいは容易に出来た…

第四十八話「摩天楼オペラ」

最終決戦。 ちょっと前に島田荘司が『オペラ座の怪人』をモチーフに『摩天楼の怪人』というのを書いたわけで……いやまあ何の関係もないですが。 そして前回(そのもう一回前だったかな)に引き続き沖縄の友達登場。もっと前から話に絡めておけばよかったのに…

第四十七話「全ての血を超えて」

良くわからないふうに復活して、狂ったという名目でキャラが変わったジェームズ君はこれにて退場。ついでに、すごくこじつけ臭い理由で小夜の剣を持っていたジェームズがポロっと取り落とした剣が、今までに無い凄い切れ味を示してソロモンを直撃、結果ソロ…

第四十六話「あした天気になあれ」

最終決戦直前という話。カイにとっての小夜とは、恋人なのか妹なのかはっきりしろという話でもある。しかしはっきりしない。もっとも、はっきりしたところで、カイの位置づけはすでにほぼ固まっている――小夜の戻るべき、そしてたぶん戻れない「日常」である―…

第四十五話

モーゼスの暴走。そしてあっさりの退場。 暴走の理由は馬鹿すぎるし、退場の仕方は無理矢理すぎる。暴走したことに責任を感じるなら、身を粉にしてシュヴァリエと戦いやがれ。801な自己陶酔のうちに心中せんといてください。 それにジェイムズはキャラ変…

第四十四話「光の中で」

猫娘が懐き、モーゼスはカイに愛を告白する、という話。 前者はなかなか可愛かったので、それはよしてして、後者は露骨なそっち方面の需要を狙った台詞でほとんどギャグの世界である。何のフリもなかったものねえ。 そして裏切られることがわかっているのに…

第四十三話「こころ乱れて」

サブテーマは「キス」。 全てを失ったソロモンは、なぜかリッチにホテル住まいなのはどうなんだろう、と思わないでもないが、きっとこのことを見越して、隠し預金をつくっておいたのだろう。てゆーか資金横領? 今回のメインである、未来を見つめるソロモン…

第四十二話「響く、歌声」

ディーヴァによるカイ奪取作戦、漁夫の利的に小夜をゲットするソロモン。微妙にフラグが立ち始めた気がする新聞記者とマオ。死にそうなデヴィッドと科学者の間にようやく心のふれあいが、とあっちこっちでラヴな気配が充満。おかげでディーヴァの歌声と謎の…

第四十一話「私の居場所」

マオの話。作画監督の趣味なのか、今回やマオや小夜がやたらかわいい。個人的には、赤ずきんに続いて、肩のラインを見るアニメという印象。萌えアニメってことですかね。要するに。 前回の感想でも書いたとおり、マオはでている量のわりに物語の進行にはほと…

第四十話

ソロモンは死なず、消え行くのみ、どころかジェイムズまで生きていたわけですが、そんなことよりも母さん、シュヴァリエは主人のことしか考えられない設定はどこにいったのでしょうか。ほら、リクがシュヴァリエになったとき、洗脳でもされたように小夜のこ…

 第三十九話

つなぎの一編。 小夜とカイの絆。小清水亜美と名塚香織の、慰めあいのようなもの。 がしかし、見せ場はやっぱり、ギロロ対ムツミの静かなる対決でありましょう。絵がいまいち動かないのが難だが、声を聞いているだけでも面白い。 黄昏の中、草原を浮遊する小…

 第三十八話「決戦の島」

なにやらあっけなくジェームズ退場。カールより扱いが酷い。 しかもカールと同じ、ソロモンのおかで小夜達勝利という、シナリオライターもうすこしネタかぶりを心配しろといいたくなるような工夫の足りなさが、かなり強いはずのジェームズ君の雑魚っぽさを強…

第三十七話

カール入滅。 あんまり魅力ないキャラだったから、いまさら身の上を切々と語って死なれてもね。バットマンの『キリングジョーク』でのジョーカー並とはいかないまでも、もうすこし親しみのあるキャラ(せめてパピヨンぐらいには)に作れていれば、いい話だっ…

 第三十六話「すれちがう想い」

ようやく敵の陰謀も見えてきだす(ディーヴァのオペラでシュヴァリエ適合者を探そうというのだろう)。それはいい。敵が敵らしくなって物語はようやく物語になるのだ。 問題は小夜のバトルに爽快感が皆無なことだ。 Dほど無敵にならなくてもいいし、噛ませ…

第三十六話「希望なき明日」

シフたちの話。斎藤千和キャラになにか既視感があると思ったら、猫娘か! モーゼスが鬼太郎という位置ですね。 というのはともかく、恐ろしくあっけなく退場していくシフたち。クローン兵団も存外強くない。そしてせっかくの超速同士の戦いなのに盛り上がら…

 第三十四話

もう役立たずになるカイ。もう復活のデヴィッド。パワーアップしてそうだったのに全然強くない小夜。半端に強い翼手。役に立ちそうで立たないハジ。 結論、第一部とほとんど同じです。 どうせ第二部なんだから小夜&ハジの戦いはシフレベルの超高速が基本、…

 第三十三話「信じるチカラ」

第二部スタート。 ちょっとしっかりしたカイ、壊れているデイヴィッド、パワーアップした敵、とまあお約束な構成で、そんなに悪くもないが、敵のパワーアップ具合に比べてカイのそれがたいしたことないように見えるとか、小夜の帰還があっさりかつ早すぎると…

 第三十二話「ボーイ・ミーツ・ガール」

衝撃。リク死亡。 これは本当に意外。せいぜい、攫われるか重態ぐらいかと思ってたんだけどなあ。シュヴァリエ化する前から歌声が聴こえていた伏線は果たしていずこへ。 しかも、服を脱がされ、お腹というか骨盤あたりに蓄積するなにかを略奪され、ディーヴ…

 第三十一話「壊れゆく盾」

崩壊の予感漂うなか、小夜たちが絆を深めるというか、再び繋げようとする話。 前半はカットバック多様で煽り気味に進めて、後半は青春ドラマメインで軽くほぐし、ラストで圧倒的な敵の出現による殺戮と闘争の開始と、緩急の配分がとても心地いい。描かれた内…

 第三十話

何度目かの回想編。もうすこし順番を整理して見せたほうが、繰り返し感を減ずることが出来たような気がします。パズル的に時系列をバラバラに見せて視聴者を刺激しようというつもりなのかもしれないが、同じ話を何度もするなという気になります。視点人物ご…

 第二十九話

またも小夜が弱体化。 ハジ、退場する気満々。 シフ、しばらくでない感じか。 オペラ座の怪人、復活。なんかパワーアップ? そういえば、新聞記者もデイヴィッド&博士とほとんど同じ髪型。 インターネット放送のCMのナレーションがいつのまにか能登麻美子…

 第二十八話「限りあるもの」

小夜が参加した戦いでは過去最高のテンション。けっこう盛り上がった。 がしかし、話は微妙だ。 第五の塩基あたりはいいとしても、小夜たち赤い盾組とカイとで会話が成立してない。しかも、二度同じずれトークをやるのは脚本的にどうなんだろうか? あの辺を…

 第二十七話「パリジュテーム」

「パリジュテーム」とはなんだと思いながら見てましたが、なるほど納得。イリーナが急に可愛くなったのような。急といえば、小夜の変化も急すぎです。作中キャラに「変わったな」とか変わった理由を全部説明させるあたりの手抜きっぷりは一体なんなんでしょ…

 第二十六話

シフが出てくると話が生き返るなー。ちょっと馬鹿だけど。彼らの超速攻撃につられて、いつもはもっさりな小夜のアクションもすこしましになるのが重要。 にしても今回もまたカイ兄ちゃんが問題である。作中でリクに喝破されたとおり「弟離れが出来てない甘え…

第二十五話「赤い盾」

コリンズとデイヴィッドがそっくりで、見ててしばし混乱するのは作劇的にどういう意味があるんだろうか。血縁? 今回はカメラがやたら寄ったり引いたりを繰り返してたのが印象的。このシリーズではあまりないメリハリの付け方だったような。アングルも普段よ…