第三十三話「信じるチカラ」

第二部スタート。
 ちょっとしっかりしたカイ、壊れているデイヴィッド、パワーアップした敵、とまあお約束な構成で、そんなに悪くもないが、敵のパワーアップ具合に比べてカイのそれがたいしたことないように見えるとか、小夜の帰還があっさりかつ早すぎるとか、見る者の気分を煽るのには、ばっちり失敗しているのだった。このシリーズでは珍しくないことである。

 変な子供たちを見てエウレカの三人組を思い出したのはわたしだけだろうか。エウレカの声で喋る髪を短くしたギュゼット(だっけ?)の子供時代みたいなのもいたし。

 にしても赤い盾はなんで壊滅したんだ? マルセイユの本部襲撃は遂行されたのかね? 次善にわかっていて、みすみすやられたとしたら馬鹿すぎるっていうか、フリーメイソンなら世界レベルに会員がいるはずなのでそう簡単につぶれるはずがないような気がする。
 あ、違うのかな?

 次回予告のデイヴィッドナレーションは例によって微妙にボケが入っていていい。カイには銃、俺にあるのは酒だった、って対比としてなんか違う。ヤクザの娘は妙にセクシーな格好になってたが、カイを追うのはやめたのだろうかね、新聞記者の彼女になってたりして。