第二十五話「赤い盾」

コリンズとデイヴィッドがそっくりで、見ててしばし混乱するのは作劇的にどういう意味があるんだろうか。血縁? 
 今回はカメラがやたら寄ったり引いたりを繰り返してたのが印象的。このシリーズではあまりないメリハリの付け方だったような。アングルも普段より考えてやっているようだったし。今後もこれぐらい、いやこれ以上に工夫ある演出を期待したいところ。
 内容的には、やくざの娘と記者のチームと、カイや小夜たちが徐々に近づきつつあるとかそういう状況の総括と今後の展開への布石的流れ。やくざの娘の描写が微妙にエロチックに見えるのはこちらの目が腐っているのだろうか
 しかし、「赤い盾」が特定の人種や団体を想起させるのはどうなんだろう。具体的には、フリーメイソンっぽいってことだが。ゴルドシュミット=ゴールドスミスもユダヤ系の名前(関連があるもなにもスペルもほぼ同じなのでは?)だし。
 まあ仮想的アメリカをばっちりやっちゃってる以上、怖いものはないのかもしれない。

 そして、カイ兄ちゃんはもうどれだけリクを心配しても、自分の寂しさを癒したいワガママ君にしか見えないのだった。これはまずいんじゃないかなあ。