第四十話
ソロモンは死なず、消え行くのみ、どころかジェイムズまで生きていたわけですが、そんなことよりも母さん、シュヴァリエは主人のことしか考えられない設定はどこにいったのでしょうか。ほら、リクがシュヴァリエになったとき、洗脳でもされたように小夜のことしか考えられなくなったあの設定ですよ。あの設定を知った時はたいそう微妙な設定だと思ったものだった。
だからって、なかったことにされても困るのです。ディーヴァを愛するのは、あれは本能ではありません。では、困る。消えろ消えろつかの間の設定?
まあともかく、ソロモンは敵でなくなり、たぶん小夜を庇って死ぬ要員。ジェイムズは異形化が進行してかませモンスターに、というあたりはほぼ確実な流れ。
ソロモンの内面はくだくだしく語ったわりにはあまり意味がなかったような。ようするに「ボクハ サヤガ スキ」としか言ってないんだもの。藤原オカマの法悦シーンも、ディーヴァの絶対上位性を見せたかったのか、オカマの計算ずくなところ(忠誠以外の理由で側にいる)を見せたかったのかはっきりしない。一番わからないのアンシェルだが、これはまだ何かあるのだろう。まっくらくらいくらい。
次回、マオがいなくなるようなことをほのめかしているけど、はたしてどうか。というか、いままでもいてもいなくてもたいして関係のないキャラだった気がするんですけど。