第四十三話「こころ乱れて」

 サブテーマは「キス」。
 全てを失ったソロモンは、なぜかリッチにホテル住まいなのはどうなんだろう、と思わないでもないが、きっとこのことを見越して、隠し預金をつくっておいたのだろう。てゆーか資金横領?
 今回のメインである、未来を見つめるソロモンと、現在に生きるハジの対比で、小夜の選択を明確化する展開は悪くない。悪くないが、この「小夜の決意」ってもう何回も見た気がするぞ。

ハジが変身モードを出したことで、ようやくパワーバランスがまともになってきた気がするがしかし、よく考えると今までのピンチはみんなハジの「手抜き」の産物だった――いろいろハジに説明させて誤魔化そうとはしているけど、ようするにそういうことだ――というわけで、ジャンプの後出し展開じゃないんだから、もうすこしなんとかならなかったのか。

 サイド展開したマオとカイの話は、気恥ずかしいが悪くない。
 ちなみに今日のシナリオは、わりといい吉田玲子だったかな。

 ところで、小夜の服を脱がしたのがソロモン以外ありえない事実に、きっとハジは一番怒っていたのである。

 次回はシフ最終回? そしてモーゼスへの愛の告白。忘れさられてる猫娘哀れ。