第六話

 サマーキャンプに行くようなノリで平然と異世界に行くことを決める主人公が怖い。それも相談なく一方的な通告。おとぎ銃士よりもナイトメアリアンよりも、奴が一番夢の国の住人かもしれない。
 ストーリー的には、敵の襲来と撃退を繰り返さざるを得ない現実世界を離れて、異世界でのびのび冒険話をやりたいってことなのだろうが(学園ものがいくらでも出来そうなのにさっさと夏休みにしてしまったのもそういうことだろう)、しかしもうすこし段取りってものがあってもいいのではなかろうかと思う。
 次回で本格的に向こうに渡る展開になるようだが、はたしてりんごはついていけるだろうか?
いや、主人公以上にキャラが立っている奴を斬りすてられるわけないか。