第四十一話「私の居場所」

 マオの話。作画監督の趣味なのか、今回やマオや小夜がやたらかわいい。個人的には、赤ずきんに続いて、肩のラインを見るアニメという印象。萌えアニメってことですかね。要するに。

 前回の感想でも書いたとおり、マオはでている量のわりに物語の進行にはほとんど貢献していなかったので、退場の予感をちらつかせてもなんの盛り上がりもない。というか、よく考えてみるとマオって、人間関係的にもかなり部外者なのだった。
 というところで今回のエピソードの意味がはっきりするわけである。
 つまり物語の人間関係の輪に彼女を取り込もうという企画なのだ。具体的には小夜を「現在」から逃避させないという役割である。「戦いと無縁の日常」をカイが体現できなくなったしわ寄せ、とも言うが。
 まあ、強引な印象は拭えない。結局小夜と彼女は他人どおしなのだ。陸上部の友達ならまだそれなりだったろうけども。
 それにしても彼女の料理が不得意なんていうそれこそベタな設定はもうすこしなんとかならなかったのだろうか。

 デイヴィッド達の足の水は、ポーズからしエヴァネタのつもりなのだろうか? ゲンドウより可愛いキャラなのでもパロなんかじゃない、ユニークかつファンキーな涼み方をして欲しかったなあ。