第三十話

何度目かの回想編。もうすこし順番を整理して見せたほうが、繰り返し感を減ずることが出来たような気がします。パズル的に時系列をバラバラに見せて視聴者を刺激しようというつもりなのかもしれないが、同じ話を何度もするなという気になります。視点人物ごとに違う真実が見えてくるのかというとそういうことでもないし。
 それにしても、今回の説明だと前作であったはずの『ブラッド/ラストヴァンパイア』の事件はどう位置付けられるのでしょう。暴走した直前まで小夜は起きていた、ということになるのかな? ハジがいないのは、後付けキャラだからしょうがないとしても。
 今回上手いと思ったのは、最後の横断歩道のシーンで、カイの立ち位置を象徴的に示したくだり。可哀想だが、そうだよねえ。