第四十七話「全ての血を超えて」

 良くわからないふうに復活して、狂ったという名目でキャラが変わったジェームズ君はこれにて退場。ついでに、すごくこじつけ臭い理由で小夜の剣を持っていたジェームズがポロっと取り落とした剣が、今までに無い凄い切れ味を示してソロモンを直撃、結果ソロモン退場……。
 なんなんでしょうかこの盛り上がりのなさは。せっかく真の力を見せたハジもまた弱くなっているし。

 ジェームズ退場はまだいいとして、ソロモン退場はどうみても今後面倒だからここでまとめてやっちゃえ臭がぷんぷんします。今までさんざん便利利用してきたキャラなのに、不憫なことである。あるいはまだ出番あるとか? それとも主人公陣に知らないまま、さりげなく消えていくのがなにかお洒落とか思ったのか。いや、確かにそれも上手くやればかっこいいんだけどね。

 それにしても種の存続への意思、シュヴァリエの能力、本人の戦闘能力等すべてにおいて小夜よりディーヴァのほうが上、というのはどうなんだろう? こういう状況だと、ようするに小夜が人側に立つのは、本能的にまともにディーヴァと生存競争したら勝てないという計算があったりするのではないかとか、意地の悪い見方をしたくもなるのだけど。
 帰ってきたデイヴィッドさんは、目の前にジェームズ結晶が転がっているのに、「一体なにが会ったんだ!」はないだろうと思う。

 次回こそいよいよラストバトルスタートなんだろうけど、どうも最後まで小夜の爽快なバトルはみられそうに無いのがなんともかんとも。

 ところで、第四期OPはどうにもヴォーカルが癇に障るので苦手なんですが、なにか聞き覚えがあるなと思ったら、クリリンか! そう思うとすこし聞きやすく……なりませんね。