僕等がいた

第二十五話・・・/最終話・・・

二話ぶんまとめて感想。 いろいろあったけど、私たちは恋人です、という二十五話、しばしのお別れ、の最終話。 どちらも演出的にはすばらしい。とくに、最終話Bパートの駅のシーンは、『999』とか『北の国から』なんかを思い出したりもする展開であるけ…

第二十四話・・・

結局、サポーター&カウンセラーになってしまうたけうちくん。やはりいい人で人生終わりそう。清水香里の友達キャラもいいやつである。しかしこれだけ周りが応援しても、まだ不安定なこのカップルってなに、と思ってしまうわけである。幾多の障害を乗り越え…

第二十三話・・・

たけうちくんに意外に計算高い側面があることが判明、悪く育つとタラシになりそう、という話。 揺れる七美。そしてシリーズ中で一番動揺しているように見えるヤノ。そりゃそうである。たけうちくんのことをもっともよく知り、最も高く評価しているのは他なら…

第二十一話・・・

はい、予想(期待)通りのぐちゃぐちゃ展開です。 客観的にみれば、七美の気持ちもわからないでもないが、この場合はヤノが全面的にに正しい、というか、いままでのヤノからは想像できないぐらいまともな言動、という評価に落ち着く話ではあるのだけど、「二…

第二十話・・・

作画が奈落。作画に対して厳しいことはいわないほうだけどしかしこれは気になる。冒頭のたけうちくんと友人の崩し顔なんてこれなんだもの。ルピンの壷になってますよ。 しかしそれでも話は面白い。冒頭のやっぱり、別れて終わりそうな語りから一気に持ってい…

第十九話・・・

終盤に向けて(たぶん)、インタールード的な回。 安定とそれが孕む崩壊の予感。 一見相変わらずのバカップルなわけだが、微妙にお互いの距離を掴み損ねたり、計算してたり、という「ピュア」じゃない関係へ変質しているのを双方自覚しつつあり、そして自覚…

第十八話・・・

ヤノリハビリ篇、なんともう完結。 たしかに、矢野の奈々さんへの気持ちも、それに対する七美のわだかまりもすでに充分過ぎるぐらい描かれているのだから、これ以上やっても屋上屋することにしかならないのかもしれない。ヤノは奈々さんをどうやっても忘れら…

第十七話・・・

ヤノリハビリのスタート、というか、ヤノの本質的な孤独、本質的な幼児性(未発達性)を追求する話。ヤノのお母さんはいささか出来すぎた人だが、それでもボタンの掛け違えは起こる――ヤノの精神的発育不全は避けられなかった、というのがうまい。 たけうちく…

第十六話・・・

第二部クライマックス。 ヤノ、人として駄目すぎ。悪い知恵だけつけた子供、という位置づけなのかしら。 対して、たけうちくんは大人すぎである。感覚的にもっと怒ってもいい場面なのに、理屈できちんと納得してしまう(ようするに、ヤノのことを理解しすぎ…

第十五話……

気がついたら序盤からはや一年経っていたという十五話。 そして、シリーズでたぶん一番作画がまずかった回。こういう回を見ると、省略を多用したスタイルだからといって、レベルの低い作画でどうにかなるというものでないというのがよくわかる。パーツの省略…

第十四話・・・

たけうちくんが攻めるがいい人過ぎて攻めきれない、という話、しかしがんばれ。無理だけど。 お姉さんはいい人のようでいて悪魔のようでやっぱりいい人という理想キャラ。この家族は夢の集合体だ。 ヤノは相変わらず痛い子だ。そして可哀想な子でもある。 七…

第十三話・・・

一クールの締めにして、第二部のスタート。たけうちくんはなかなかどうして計算の人であったという話。いつもよく見ている人だけに、いいタイミングを見切る能力もある、というわけで。 でも結局引き際も自分で見極めて去っていってしまうキャラである気もす…

第十二話

サイコサスペンス第十二回。 サイコ=心理的ととれば、あながち間違いじゃないと思う。 前回のラストのおさらいから始まって(やっぱり七美が泣くくだりは無理がある気がする。)、最初の離別まで。彼氏がまだ元カノにこだわっている状態で付き合うのはまあ…

第十一話・・・

ヤノと山本さん、全面対決。 下手なバトルアクションの何倍も恐ろしくサスペンス溢れる言葉の応酬。 つまるところはヤノが悪いのだ。そしてそれはヤノもわかっている。 山本さんにしても、自分が正しいことをしているとは思ってない。 彼らの言葉はお互いを…

第十話…

前半戦クライマックス迫る、という感じ。 お題は三つ。 一つ目の、山本さんの写真を巡るトラブルは、やりすぎなぐらいに悪い方向に進むのだが、目が離せない緊迫感がある。でもそもそも悪い主人公が泥をかぶらないのちょっとどうかと思う。次回あたりでフォ…

第九話…

さすがにいきなり合体は無かった。 がしかし、同意が成立してから、未遂に至るまでの描写が十分ぐらい、初々しくもあり、かなりしつこくもある。お茶の間で親と見ていた人々は凍ったことでありましょう。いや、親とはこれは見ないか。 ともあれ、今回からの…

第八話……

男は真実で傷つけまいと嘘をつき、女は真実で傷つくまいと嘘を信じる。 そういう第八話。 そのあたりの微妙な心理を、直接にはいっさい触れない台詞と、直接に心象を描く画面――顔をそむけ、目を隠し、時には口すら描かない――でそれを示していく。音楽すら時…

第六話……

たけうちくんいいひとすぎ。 あの気はつかえるが相手によっては気を遣うことをまったくしないお姉さんと、本質的に他人に興味がなく、どこまでも自分のなかで生きている矢野なんかと上手くやっていける人だけあるが、しかし、ある種聖職者のような気遣いの精…

第六話…

たけうちくんのお姉さんもいい人だった、という話。 二人のラブラブバカップル加減が濃厚すぎて、これは破局への伏線かという思いがつのり、なんかとても恐ろしい。というか、まず確実に中盤にあるよな、「分かれよう、わたしたち(オレたち)』展開。もちろ…

第五話

うれしはずかし、バカップル。見ていて死ぬほど恥ずかしいのですが、見ずにいられない。目をそらせない。禁断の果実である。 しかしヒロインの不安とは別の意味で不安もあるわけで。 それはつまり、矢野の闇がどれくらいのもので、七美が彼をそこを救い出す…

第四話

矢野の壁のはなしにはじまって(ここでも竹内くんがナイスフォロー)、カップル成立まで。 第一部クライマックス? 序章? ともかく両想いでキスしての徹底的にベタで大甘なオチである。それが不思議と恥ずかしくないのは、どこまでも主人公の主観で物語が進…

第三話

たけうちくん今回もグッジョブ。 前半のほぼヒロインの一人相撲展開は、気恥ずかしいが悪くない。適度に力の抜けた芝居と演出のおかげで、こちらものほほんとみられる感じ。 Aパートラストは、あそこは実は教室内で、あんなことをしたらそく話題の人になりそ…

 第二話

前回予告で示されたとおりに、ヤノの死んだ彼女の影の話と、七美(これはあえて奈々と同じ音の名にしているのか)のいきなりの告白とかいきなりの喧嘩とかいきなりの仲直りとか。 主人公は、理想化はされているが、それでもそれなりに「普通の女の子」に描け…

 第一話

大地丙太郎の新作。 この人の作品はその演出力の高さの割りに面白さにはムラがある気がする(脚本構成関係のセンスが合わないのかな)のだけど、池田眞美子が構成ならば安心とけっこう期待してみた。うむ、期待通り。 いや、キャラクターデザインはあまり好…