第十三話・・・

 一クールの締めにして、第二部のスタート。たけうちくんはなかなかどうして計算の人であったという話。いつもよく見ている人だけに、いいタイミングを見切る能力もある、というわけで。
 でも結局引き際も自分で見極めて去っていってしまうキャラである気もするなあ。いろんな意味で出来過ぎの男である。ヤノ以上にファンタジーな存在だ。

 合コンの話の珍しくきちんと顔が書かれた彼女はあるいは今後出てくるのだろうか? 初対面の相手の携帯の内容を勝手に変更する(しかも画像削除!)という恐ろしい行為をするためだけの一発キャラという感じではない気がする。
 その合コンのシーンは、件の行為に至る流れのうまさ(多少の無茶が許されそうな雰囲気の描出と畳み掛けるテンポ)もさることながら、暴走後の、一同が素に帰るあたりでの罪悪感の描写を忘れない気配りのよさが、結構大変なシーン(少なくてもヤノにとっては)を、重すぎ軽すぎず見せることに成功していて、すばらしい。

 さて次回、七美はどれくらいたけうちくんによろめくのであろうか。