第二十四話・・・

 結局、サポーター&カウンセラーになってしまうたけうちくん。やはりいい人で人生終わりそう。清水香里の友達キャラもいいやつである。しかしこれだけ周りが応援しても、まだ不安定なこのカップルってなに、と思ってしまうわけである。幾多の障害を乗り越えて結ばれる、というのは美しい話だが、気のせいかかなりの部分が当人たちの問題であるような気がするので、あまり美しくないわけである。最終的にくっつくにせよ、わかれるにせよ、あまり「危機」ネタを連発すると話からピュアな気分が失われてしまうのでありました。

今回少し気になったのは、ヤノ母のポリープネタ。これはたんにヤノに東京行きを決意させるための、布石のひとつに過ぎないのか、ということですね。いまさら癌で親が倒れ、みたいなヘヴィーな展開をしてもしょうがないとは思うのだが、妙に具体的な話だったのが引っかかるわけである。はたして?

 ともあれ、なんだかんだでラブラブモードで終わりそうな気がしてきた。
しかし、演出は相変わらず高品質だし、キャラもかわいいのに、初期ほど楽しめないのがなにか寂しい。曲も演奏も以前と変わらずハイクオリティなのに、この二作ほどがまったくおもしろくないU2みたいなものかもしれない。いや、面白くないどころか不快で聞くに堪えないレベルのU2よりはだいぶましですか。