2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第十三話「聖者の帰還」

冒頭のアザティスタン放送の全編英語テロップにまず笑ってしまった。まあこれだけ外国文化に侵されてたら、保守派が怒るのもわかる。挑発の意図でやってるなら、あえて国情をすさませる最悪の為政者ということだし、無自覚でやってるならば為政者の資格すら…

冒頭でいじめっ子がメインヒロインらしき人をグーでぼこぼこ殴ったり、そのヒロインに対する応対が教師ですらなんかおかしかったりと、なにやらただならないテーマ設定(田舎の陰湿さの研究?)を孕んでいそうなエロゲーアニメ。 基本的に風光明媚(ロケーシ…

『いちご100%』をいちご100パンツと呼ぶ人とおなじ比率で『ロザリオとパンツ』と本作を呼称する人がいそうなジャンプ発のラブコメアニメ。お話はなんか適当。主人公の親の前で封筒を落としたのはどうせわざとなんだろうとか、主人公がロザリオを解除…

RPGのリプレイが元になった作品。この手の作品の嚆矢はドラゴンランスの一作目(かつて『戦記』として出てたやつ)あたりだろうけど、こちらはあれほど現実のゲームの展開を参照してはいないようである。作中で言及される「かつて世界を救った冒険」とか…

第十二話まで

「しゃくがんのしゃなつー」ではなく「しゃくがんのしゃなせかんど」とよむ。だからどうしたという話だが、「双月の騎士」につづいて、釘宮日野ちゃまコンビのアニメはシンプルな「2」表現を避けてくるのであった。それでもやっぱり、だからどうしたという…

さよなら絶望先生と並んで「好きな作品だがアニメ化は無理だろう」の一品だったのだが、さよなら絶望先生に続いてアニメ化されてしまったのだった。 スタッフ的にはいかにもな、『ARIA』の関係者による、のどかな音楽をバックにまったりとした雰囲気を垂れ流…

第十二話まで

優等生タイプの幼馴染のヒロイン、血もつながってないのにおにいちゃんと呼びたがる巫女さん、超強力な魔法使いだけど主人公まっしぐらな高橋美佳子、そうそうたる面々を従えて、片目になんか憑いてる優男(でも心根はまっすぐ)な主人公が、最後にばっちり…

[ef-a tale of memories」

大沼心ショー。良くも悪くも。 良いというのはもちろん、語りくちへのこだわり――かの短編小説の大家が言ったように、「大切なのは何を語るかではなく、どう語るかだ」を実践するような、あの手この手の趣向を凝らした演出の数々――であり、悪いというのもこれ…

第一話「副社長は自身が主人公である可能性について語らない」

以前WOWOWでやっていたものがMXテレビで再放送。当時から音楽とかキャラデザとかが引っかかっていたのだけど、同時期同時刻に『モノノ怪』なんかがやっていたので、ついに一度もちゃんと見ずじまいに終わってしまった。かくして、今回が初めて完全な…

第十二話まで

高河ゆんとガンダムというよくわからん組み合わせ、しかも脚本は個人的には「見逃してもまったく後悔しないどころか関わっていたら積極的に見ない方向でいこうと思うライター」最右翼の黒田洋介という、これで肯定的な評価が出たらおかしいぞという企画では…

第一話、第二話

冒頭から謎が多すぎる。 いや、誰かの心象風景か、作中キャラの創作童話か、後半のファンタジー展開への布石か、そのどれでもよさそうな独白と少女のパートとかはどうでも良いのですが。 植物か何かに深刻なおしゃべりをする女。 その会話に「心の中の誰かに…

第十二話まで

ハイスクール青春白書な群像青春ラブコメ。原作のテーマがテーマなだけに(タイトル通り「キス」である)、さすがに主人公がひとりでいならぶヒロインの相手をしていく構成にはしづらかったのだろう。いくらハーレムアニメでも主人公がヒロインズの唇を次々…

全話

良くも悪くも、あの一作目の続きという感じのゆるい一品。ただし今回はラブコメと戦争、という明らかに食い合わせの悪いブレンド物なので、そのゆるさがプラスにもマイナスにも作用し、なんともいえない微妙な味わいになってしまった。前作もそうだったが、…

最終話まで

二千七年のアニメで一作選ぶとしたら、これ以外ない、といえる出来映え。絶望先生も瀬戸の花嫁も楽しかったけど、あれらは良くも悪くもプログラムピクチャー的な作劇であり、その年を代表するような作品に「ならない」ことのほうが、むしろ名誉と言えます。…

再開の辞

明けましておめでとうございます。 お久しぶりでございます。あるいは、はじめまして。恥ずかしながら戻ってまいりました。過去の記事を見ればわかるとおり、すっかり更新をサボっておりまして、絶望した! 絶望先生の記事から半年以上経っている事実に絶望…