バッカーノ!

第八話「ミリアとアイザックは我知らず周囲に幸福を撒き散らす」

サブタイトルの二人と、イヴとその兄の話。列車の話はあまり進まず。 メインの二組は、同じ男女のペアでも、まったく雰囲気が違いますな。およそありえない思考回路の持ち主どもと、およそ平均的な思考回路のチンピラでカスの兄と健気で立派な妹。 ギャング…

第七話「すべてはアドウェナ・アウィス号の船上ではじまる」

千七百十一年の話。タイトルどおり、本編の主要パートをしめる千九百三十年代の事件の発端にして、その事件の背後でうごめく人々がいかにして不死を得たか、をつまびらかにするはなしなのだが、ここでもまた、錯時法を使いまくる。具体的には悪魔召還後と召…

第六話「レイルトレーサーは車内を暗躍し虐殺を繰り返す」

というタイトルだが列車の話はそれほど多くない。どっちかというと新聞社の暗躍(妙にいい声の社長……若本副社長はいつ出る?)とか、不老不死ワインの行く末とか(あの時点では子安も不死者になってないどころか、カモッラに不死者はいなかったのか?)、イ…

第五話「ジャグジー・スプロットは泣いて怯えて蛮勇を奮う」

タイトルになっている蛮勇を奮う人は、そういうキャラと意図して描かれているのだから仕方ないが、出てくるといらいらするのでできるだけ出てこないでください。なんというか、常にヒスを起こしている碇シンジといった鬱陶しさがあります。ってかこの刺青だ…

第三話「ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ」

引き続き時系列表示が恣意的で、これはどうやら製作者達は、韜晦趣味に淫してる部分が多いのだな、と理解しましたが、いまのところフィーリングでついていっても混乱するような話でもなさそうなので不問にしておきましょう。ま、ファミリーの名前がたくさん…

第三話「ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい」

オープニングテーマ収録のパラダイスランチのマキシシングルが微妙で哀しい。 演奏が覇気のないタワーオブパワーみたいなのは仕方ないとしても、コヨーテラグタイムショーのOP並みに聞き手の傾聴意欲をそぐボーカル入りトラックがあるのが哀しすぎる。 閑…

第二話「老婦人の不安をよそに大陸横断列車は出発する」

大陸横断特急編。列車サスペンスというとヒッチコックに『バルカン超特急』という不朽の名作がありますが、あのレベルにいけるかどうかはともかくとして、ギャグの通じなそうな狂信者軍団、藤原啓治が楽しそうに人間の屑っぽいリーダーを演じてる犯罪者チー…

第一話「副社長は自身が主人公である可能性について語らない」

以前WOWOWでやっていたものがMXテレビで再放送。当時から音楽とかキャラデザとかが引っかかっていたのだけど、同時期同時刻に『モノノ怪』なんかがやっていたので、ついに一度もちゃんと見ずじまいに終わってしまった。かくして、今回が初めて完全な…