灼眼のシャナ II

第十九話「言えなかったこと」

悠二が反省し、悠二がつおいという話。 心理描写にせよ、戦闘場面にせよ、台詞に頼りすぎな嫌いはあるし、そのわりに(いや、それゆえにというべきか)、視聴者のまえに立ち現れているドラマは、かなり大味。中学生なんだから、もっと見えている世界は狭くて…

第十九話「錯綜の悠二」

悠二ががんばりすぎて混乱したり、吉田さんが三角関係を都合よく解消できる(作者的に)アイテムのことについて得心したり、悠二ママが体調を崩したり、いかにも前座という風情の「一にして五、五にして一」な敵が出てきたり、田中と佐藤の話がまるでゲイの…

第十八話「それぞれの道」

田中離脱編。何度か書いているように田中のマージョリーへの不信というか、彼女が自分達とは根本的に違うロジックにもとづいて生きている存在であり人を信じるように信じてついていける存在ではない、という認識はまったく正しいのだが、それは逆に言うと、…

第十六話「つきせぬ想い」

前回どんなことがあったのか、ということの絵解きにならない絵解きと更なるネタふり。バルマスケの皆さんはいくら出てきても、計画通りとか問題ないとか言うばかりでなにがしたいのかさっぱりわからないままだから、わざわざ画面に顔を出す必要がほとんどな…

第十五話「覚醒」

フィレス、近衛フミナそれぞれの話の決着。といってもどちらも、視聴者にはよくわからない理屈で勝手に帳尻を合わせて勝手に終わっていくのですが。 なんかこういってみれば字幕無しのポロロッカ語放送を見ているような感じである。 突然出てきたバルマスケ…

第十四話「永遠の恋人」

フィレスとの相互理解の話かと思いきや、じゃーん実は替え玉の先遣でしたーという、どんでん返し。おいおい。フィレスに自分そっくりの傀儡をつくる能力があると知ってるなら最初にそれを警戒してくださいよ、ヴィルヘルミナさん。だいたい本物のフィレスの…

第十三話「収束、そして兆し」

フィリス襲来編。レベルの違う強さの敵かと思ったら、恋人との誓いにより人は食わないことにしていて弱ってるとか、いろいろと既視感があるだけでなく、戦闘バランス的にも倫理的に主人公サイドが困らないような配慮が素敵だ。フレイムヘイズの「非人間的」…

第十二話まで

「しゃくがんのしゃなつー」ではなく「しゃくがんのしゃなせかんど」とよむ。だからどうしたという話だが、「双月の騎士」につづいて、釘宮日野ちゃまコンビのアニメはシンプルな「2」表現を避けてくるのであった。それでもやっぱり、だからどうしたという…