いぬかみっ!

第二十六話

有終の美(醜?)を飾るべく変態大暴走を見せるのかと思いきや、変態は前座で、前回の二百三高地的バトルを啓太込みでもう一回やっただけなのであった。ただし、今回は少しは派手でかっこよく、おまけに勝つけれど、でもそれでは物足りないのだ。 つまりは、…

第二十五話「絶望の宴ッ!」

恐ろしいぐらいにつまらない。 だって、基本的に、いぬかみチーム「わたしたちがんばります!」っていって特攻、邪精「ぬはははは、そんなものが効くか!」で逆襲、雷バリバリ、いぬかみチーム総崩れ、でも、いぬかみチーム「わたしたちがんばります!」……以…

第二十三話「薫となでしこっ!」

タイトルからして二人の過去なり絆なりがしっかり描かれる回なのかと思ってたらさにあらず。 薫によるダラダラとした過去回想と、なでしこのなんだかずいぶんと自分本位な心情吐露がメインなのであった。 特に薫の話のつまらなさはなにかおかしいぐらいであ…

第二十三話

薫の造反とマンモス若本の暴走劇。 市民を守って戦ういぬかみ十人衆の矜持はいいし、なでしこの嘘をめぐって珍しくようこが頭を使っているのも悪くない。あの賢しい啓太が何で騙されるのかわからないといえばわからないが、たまには彼女にも腕力馬鹿ならぬ魔…

第二十二話

オトサンの解放とようこと啓太の真の馴れ初めの話のようやくの回収。 作画はとっても微妙だったうえ、「最強系のキャラが拍子抜けの変なやつ」ネタはいい加減しつこいし、内容のはわりには緊迫感も充実感もない微妙な回だったが、真面目なシーンでも猫耳メイ…

第二十一話「しっかりともはねっ!」

ぴったりともはねの続編という訳では別に無い気がするが、ともはねが大きくフィーチャーされているのは間違いないところ。裏タイトルは「啓太とようこのいないいぬかみ」である。 出番が少ないからといって主人公ではないかというと、そうではないのは、それ…

第二十話「白布に想いをっ!」

原作者自ら真の変態アニメ動をとくはずと前回期待したわけだけど、この程度の変態では全然満足できません。 原作者は変態ではなかった。少なくても大変な変態ではなかった。 ただ変態を出しただけでは、ただの変態がでるアニメにはなれても、変態アニメには…

第十九話「もっこり啓太の思うツボっ!」

変態とマッチョへの狂ったリスペクトに満ちた前回の後では、よほど変態でないと太刀打ちできなかったわけだが―― はい、皆様おなじみの築地俊彦でした。寒いギャグ、安直なシモネタ、妙に根性が汚くなっているキャラ、テレポートで移動しているとしか思えない…

第十八話「まんもすたいへん!」

ビバ変態!という話。若本大暴れ。 ただの変態じゃなくてあきらかに一閃超えて犯罪者の域に達しているのが混じっているのがいささか問題だが、適当な展開、作画の荒れすら、ギャグになっているように見えるこのマジック。 いやしかし楽しければそれでいいの…

第十七話

前回の予告はフェイクでもなんでもなく、それなりに真面目な話なのだがしっかり変態でもある話なのであった。マッチョにホモネタの大乱舞。女性キャラに置き換えればすべてサービスカットになるところを全てマッチョで塗りつぶすこの心意気。このシリーズの…

第十六話「部屋と幽霊と私」

たゆねメインの回。水着の回は作画が微妙の法則の実践回でもある。今後の展開に向けての伏線らしき要素もちょっとあったか。 ドラマ面では啓太のしきりっぷりがミソだろうか。たゆねに啓太が薫に見えたのは最初は、あのあたりの怪奇現象の一環かと思ったが、…

第十五話

久々にネタだけで責めるお話。いきなり狸に出てこられても、とも思うが、きっと前回知り合ったんでしょうね。一応伏線? ほれ薬の効果が適当な理由は、適当な理由が思いつかなかったのか放置。まあいいけど。 マッチョねたは初期ほど気合が感じられない。 と…

 第十四話「カッパとオトサンっ!」

河童ほとんど関係ないじゃん! などと思いつつも、そこはさして問題ではないとも思うのだが、真面目になればなるほど面白さが無くなる傾向だけはどうにかして欲しいとは思うのだった。 さて今回は、ようこの父親の話。父親だからオトサンってなんですかそれ…

 第十三話「だけど俺にはお前の歌っ!」

しにがみっ!編、後半。 ロッキーのテーマで出てきた時点で死神の敗北は決定していた気がする。ロッキーって一作目の最後は負けるらしいし(そんな話をどこかで聞いた。あっているとするとランボー一作目といいスタローンは敗北の美学の人だったということに…

 第十二話「だから死にたい私の歌っ!」

うーむ困った。 序盤の啓太全裸からセバスチャン黒ビキニマッチョ状態まで、待望の変態路線かと思ったら、ハケ&ばあちゃんの過去あたりから続く、わりと真面目な対死神ばなしなのだった。 でも、死神のキャラの「冗談っぽいが最悪」という悪役のキャラ立て…

 第十一話「ぐったりにおねがい!」

うーん、いまいち。 なめくさった天下一武道会とその背後で展開する絶不調の啓太をいぬかみたちがかわるがわるどうにかしようとするという、基本の構成は別に悪くないのだけど、いぬかみたちの誤解とか治療法とかが思いっきりとってつけたみたいなものばかり…

 第十話

原作者シナリオによるオーソドックスなキャラクターのバックボーン編。ハケとばあちゃんの話。 なので今回は変態乱舞の嫌がらせ演出はない。 飛道具はどのキャラでもなく林原めぐみにしか聴こえない林原めぐみぐらいか(ハヤテのごとくの作者が見ていたら狂…

 第八話

久々にアナーキーテイストに回帰。 といっても二話のテンションはないし、いい加減男の裸ネタで話を撹乱するパターンは飽きたが、この路線をやっている限り、まともな作品に決してならないので、これからもやり続けてもらいたい(嫌味ではない)。 そう、嫌…

第七話

温泉旅館が舞台の一編。 で、舞台が舞台であるから、ヒロインズの半裸サービスかいと思いきや、そこはこのスタッフ、一番露出していたのは啓太の尻だったような気がする。スタッフはどうもヒロインたちの心情より、啓太の描写に興味があるようだ。結果妙な味…

第六話

ヒロインと主人公が体がくっついて、というラブコメ定番話。 その当事者であるちっこいいぬがみ萌えの話、のはずなのだが、妙にスカトロだったり、速水奨のトレンチコートのおっさんがいい味出してたり(速水は次回予告もライターともども毎回ノリノリだ)と…

 第五話

前回の取りこぼし(啓太と撫子)の回収と、啓太とようこのなれそめのはなし。 手堅い出来だけど、どうでもいい感も漂ってる。ようこと啓太の本当の出会いとかはまた後に持ち越しだし。 王蟲の話の感動は二度とこないのだろうか。くるわけないか。 そういや、…

 第四話

撫子編。 いぬかみたちの暗い内面をえぐるシリーズでもある。第二十三回追い出し会議とか怖すぎるぞ。撫子はハーレム要員かと思ったら違うのだった。 そして明かされるいぬかみたちの本性。なんと本当に獣なのね。強さこそがヒエラルキーの唯一の基準。そう…

第三話

前回の口直し、とばかりに水着でサービスの一編、だったはず……。 はず、というのは、実際のところ、水着は大してでてこなかったから。敵の攻撃が「服を溶かす」だったりするのも、いかにもその手のサービスのためのキャラ立てなのに、なぜか活用しないし。こ…

第二話

正直、今回は何人か出るであろう別の犬神たちをみて、それがたいしたことなかったらもう見るのをやめようと思いながら、つまり結構投げやりな気持ちで見ていたのだけど、寺でふんどしマッチョマンが主人公に群がったあたりで完全にのせられてました。はい。…

 第一話

ヒロインが宇宙人じゃなくて、犬神様な『うる星やつら』としか言いようがない。 これからキャラが増えていくようだが、なにか複雑なプロットとかはなさげだ。ううむ。 作画は割りと丁寧。しかし毎回この微お色気路線と「おしおきだっちゃ」だけだとちとつら…